毛呂山町議会 > 2013-06-05 >
06月05日-03号

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  1. 毛呂山町議会 2013-06-05
    06月05日-03号


    取得元: 毛呂山町議会公式サイト
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    平成25年  第2回( 6月) 定例会          平成25年第2回(6月)毛呂山町議会定例会議 事 日 程 (第3号)                         平成25年6月5日(水曜日)午前9時30分開議日程第 1 町政に対する一般質問日程第 2 後日日程の報告出席議員(14名)     1番   弓  田  茂  樹  議員    2番   佐  藤  秀  樹  議員     3番   荒  木  か お る  議員    4番   千  葉  三 津 子  議員     5番   村  田  忠 次 郎  議員    6番   宮  寺  征  二  議員     7番   藤  岡  健  司  議員    8番   下  田  一  甫  議員     9番   岡  野     勉  議員   10番   小  峰  明  雄  議員    11番   高  橋  達  夫  議員   12番   長  瀬     衛  議員    13番   岡  部  和  雄  議員   14番   堀  江  快  治  議員欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定に基づき出席を求めた者の職氏名   井  上  健  次   町  長      小  山     格   副 町 長   粟  田     博   教 育 長      加  藤     勉   総務課長                                       兼 秘 書                                       広報課長                                       兼選挙管                                       理委員会                                       書 記 長   粟 生 田  義  行   企画財政      木  村  春  夫   管財課長                課 長 兼                情報推進                室  長   小  峰  裕  次   税務課長      小  室  晴  久   住民課長   斉  藤     豊   福祉課長      川  村  和  男   高 齢 者                                       支援課長   村  木     功   子 ど も      岩  田  正  彦   保  健                課 長 兼                   センター                保育所長                   所  長                兼 児 童                館 長 兼                学童保育                所  長   小  室  貴  史   生活環境      瀬  波  行  男   産業振興                課  長                   課 長 兼                                       農  業                                       委 員 会                                       事務局長   岡  野  昭  弘   まちづく      小  室  唯  男   会  計                り 整 備                   管 理 者                課  長                   兼 会 計                                       課  長   上  村  伸  二   水道課長      武 野 谷  博  之   教育総務                                       課  長   小 坂 井  啓  二   学校教育      村  本  英  明   生涯学習                課  長                   課 長 兼                                       歴史民俗                                       資料館長   市  川     実   中央公民      関     保  明   学校給食                館 長 兼                   センター                東 公 民                   所  長                館  長   市  川  一  正   福  祉      岡  田  忠  彦   スポーツ                会 館 長                   振興課長                                       兼 総 合                                       公園所長                                              本会議に出席した事務局職員   坂  下     均   事務局長      横  田  光  明   副 局 長   塩  野  広  子   係  長 △開議の宣告 ○堀江快治議長 ただいまの出席議員数は14名であります。  定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △町政に対する一般質問 ○堀江快治議長 日程第1、町政に対する一般質問を行います。  順次質問を許します。                                                       ◇ 弓 田 茂 樹 議員 ○堀江快治議長 弓田茂樹議員。                 〔1番 弓田茂樹議員登壇〕 ◆1番(弓田茂樹議員) おはようございます。1番、弓田茂樹でございます。ただいま議長より発言許可をいただきましたので、町政に対する一般質問をいたします。  かねてよりもろバス運行については、この議会一般質問において同僚議員により多くの質問事項が述べられてまいりました。それは町民の代表である我々に町民の皆様が切に願う多くの疑問点あるいは要望として持ち上がってきていることと捉え、町が今取り組むべき課題点であると考えております。この山あり谷あり、田畑や観光名所が点在すると思えば、買い物にはとても便利な地元商店街大手スーパーが点在するこの毛呂山町において、町民の皆様が生活を営む上でこのもろバス運行は大変重要であり、町の主要事業でもあると思っております。ましてや町民の皆様の請願により議会の意思決定を受けた経緯のもと、慎重かつ大胆な運行要件が必要であります。  以上より、私からの質問として、今後のもろバス運行の検討について計3点質問いたします。  1問目の1点目、もろバス利用状況の把握をさせていただくべく、平成21年10月実施からの年度別延べ利用者数をお伺いいたします。  2点目としまして、実際に利用された方の意見が運行の問題点を実直に捉えていることと考え、利用者からの切なる要望は今までに上げられてきたのかお伺いいたします。また、それらはどのようなものがあるのか、具体的にお聞かせ願います。  3点目は、前回3月議会の一般質問において同僚議員の質問による担当課長答弁の中に、本年3月22日に1回目の毛呂山町地域公共交通協議会を開催する予定であるとありました。この協議会においてもろバス運行に伴う検討がなされていくと聞くが、その内容をお伺いいたします。  続いて、2問目であります。防災無線有効活用についてをお伺いいたします。  私は、家内との間に子供が3人おります。一番下の子供は小学生であります。その子供が学校からたまに「不審者情報」という手紙をもらってきます。これは主に下校時や塾への行き帰り、あるいは放課後遊んでいるときに児童生徒が怖い思いをした事案について、学校長名において保護者宛てに配っていただいているものです。  これは先月5月のことでありますが、光山小学校の事例を挙げさせていただきます。小学3年生の男の子が川角駅周辺で車からおりてきた男に腕をつかまれ、車に連れ込まれそうになったというものです。男の子は大きな声を上げたため、その男は逃げていったというふうにありました。ほどなく今度は川角小学校の小学1年生の男の子が下校途中に女からランドセルをつかまれそうになり、驚いたその児童は道路脇の畑に落ちてしまったようです。その子はすぐに防犯ブザーを鳴らし、大声を上げたところ、その女は車で逃げていったそうであります。  これらの事案に対し、子供を守るのは大人としての責務であると考え、現在町は町民全戸に周知するべき事柄を防災無線有効活用されておりますが、同様に町内小中学校6校からの不審者情報を無線を通じ周知することにより、より多くの大人の目による子供たちの安全見守りができると思うが、いかがでしょうか。  以上、私からの質問事項とし、明快なる答弁をお聞かせ願います。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 弓田議員の1問目、今後のもろバス運行の検討についてのご質問に順次お答え申し上げます。  最初に、1点目のもろバス年度別利用者数についてお答え申し上げます。  もろバスは、平成21年10月から運行を開始し、現在5年目となります。運行につきましては、ゆず号、やぶさめ号の2台によりまして、1日各10便、それぞれ山コース、里コースの2コースを旅客運送業者へ業務委託し、実施しております。  平成21年度につきましては、10月から3月末までで9,944名、平成22年度につきましては2万5,835名、平成23年度につきましては2万9,029名、平成24年度につきましては3万334名ということで、毎年度利用者数が増加している状況でございます。  次に、2点目の利用者からの要望でございますが、主な要望といたしましては、バスの便数の増加、停留所の追加、現在のコースの逆回り運行の追加、乗車定員の増加などのご要望がございます。これらの要望につきましては、本年3月設置されました毛呂山町地域公共交通活性化協議会におきまして検討してまいりたいと存じます。  次に、3点目の毛呂山町地域公共交通活性化協議会における運用等の検討内容についてお答え申し上げます。当協議会では、地域公共交通についての住民のニーズや意見を把握するため、アンケート調査を実施いたし、年度末までにはパブリックコメントを経た上で毛呂山町の地域性を踏まえた公共交通計画策定を行う予定でございます。  アンケートの回答を分析いたしまして、その結果を検討材料として今後のもろバスのあり方を中心としたテーマで協議を重ねまして、より利便性の向上と多くの住民に理解される公共交通システムを構築いたしまして、平成26年度中の運行開始を予定しておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○堀江快治議長 加藤総務課長。                 〔加藤 勉総務課長登壇〕 ◎加藤勉総務課長 2問目、防災無線有効活用についてのご質問にお答えを申し上げます。  現在、本町の防災行政無線につきましては、毎日放送する夕焼け放送や児童による下校放送などの定時放送と火災などの非常災害時や行方不明者などの緊急放送、そして防犯情報や行事等、地域住民の方々に密着した一般行政放送の3区分において、役場または消防署から一斉かつ迅速に伝達することを目的に、昭和61年3月から運用しております。  さて、議員ご提案の小中学校からの不審者情報防災行政無線で放送したらどうかとのことですが、確かにそういった放送が流されれば町全体で子供たちを見守ることができ、安全の確保がさらに高まると思います。しかしながら、その一方で、使い方によりましては住民に必要以上の不安や混乱を来すなど、社会生活に大きく影響を与えることも考えられますので、放送につきましては教育委員会や警察署等との協議のもと、慎重に対応させていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。 ○堀江快治議長 弓田議員。 ◆1番(弓田茂樹議員) それでは、粟生田企画財政課長に再質問をいたします。  先ほど、実施してこられた過去4年間の利用者数を教えていただきました。平成21年度は年度半ば開始でしたから、約半年間の実施の値であります。単純に倍の数を年度数としてみますと、21年から22年の実績の伸び率は29.9%となるようです。22年から23年度は12.3%、23年から24年度は4.4%増となるようです。この利用者数の推移を見ますと、このもろバスが町民の移動手段としていかに有効利活用されているのかがわかると思います。この結果は、執行部の広報活動や利用者目線に立った事業の取り組み方のあらわれであると思います。この第4次毛呂山町総合振興計画後期基本計画によりますと、平成27年度に2万8,800人の利用者を目標に掲げられておりますが、その年度を待たず、現時点において目標値をはるかに超えております。町としてうれしい誤算であるのと同時に、当初町でお考えになった以上の利用者が利用している数であるとも捉えられます。  そこでお伺いいたします。先ほどの答弁の中にバスの便数の増加や乗車定員の増加の要望が寄せられているとありました。この本意は、バスに乗りたいと思っても満員で乗れなかったとの苦い経験から出た町民の切なる声だということです。以前、課長答弁の中に100便に二、三度定員オーバーにより乗車できない便があるとお伺いいたしました。利用者は利用するためにバス停へ行き、利用できるものと思い、そこでバスを待っています。いざバスが来ても、乗ろうとしたらいっぱいで乗れない、ここが一番の課題点であると考えております。ここのクリアなくして今後のもろバスの未来はないとさえ思っております。  粟生田課長担当課長としてこの点についての協議会における検討に入る意気込みをお聞かせ願います。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 弓田議員の再質問にお答え申し上げます。同じような答弁になるかと思いますが、恐縮でございますが、よろしくお願いします。  もろバス運行開始しまして5年目を迎えました。財政面、運行面におきましても検討が必要となっております。そこで、この地域公共交通活性化協議会を設置いたしまして、もろバスの運行について協議することとしたわけでございますが、この協議会では、現在の運行システム上の問題点、定員につきましてもそうでございますが、そういったものを把握いたしまして、今後町内における地域公共交通のあり方、また利用者負担の有無なども総合的に協議いたしまして、利便性の向上はもとより、今後の地域の交通体系はどうあるべきかを議論する契機にもしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○堀江快治議長 弓田議員。 ◆1番(弓田茂樹議員) 少し戻ります。大きな3点目として伺いました毛呂山町地域公共交通協議会が本年3月22日に行う予定であったと思いますが、実際に行われたのか。行われたのであれば、その内容を具体的にお教えいただきたい。お願いいたします。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問にお答え申し上げます。  毛呂山町地域公共交通活性化協議会でございますが、去る3月22日に第1回目の協議会を開催しております。この協議会では、初の委員の顔合わせとなりました。まず、協議会の設置要綱等の報告、副会長、監事の選任、町内循環バスの現状についての報告、24年度、25年度の協議会の事業計画、予算案を協議いただいております。25年度に入りまして、5月8日に協議会を開催しております。この協議会では、前回の会議録の承認、平成24年度事業報告、歳入歳出決算の承認、生活交通ネットワーク計画策定のための調査業務を委託します業者の選定等を協議いただいております。次回につきましては、6月末に開催を予定しておりまして、アンケート調査を実施いたしますその内容等についてご協議をいただく予定になっております。  以上でございます。 ○堀江快治議長 弓田議員
    ◆1番(弓田茂樹議員) 次回は6月末開催ということであるようでございます。アンケート調査を実施することも考えておられるようであります。十人十色という言葉があるように、アンケート調査の中ではさまざまな意見、要望が寄せられることと想定いたします。実行可能な要望については、これはただ実行すればよいことであります。実行不可能な要望も中にはあるでしょう。その要望要件に対し、いかに不採用になったのかを丁寧に町民の皆様に説明することも、町民目線での計画運行であると私は思います。毛呂山町地域公共交通協議会での検討が、今後のもろバス運行が町民の皆様にとって最大限有効利活用していくことを期待しております。  続いて、防災無線有効利用についての再質問に移ります。先ほど私が壇上にて不審者情報の概略を話しました。私が驚いているのは、どちらの事案も被害を受けた子供は男の子なのです。さらに、川角小学校の事案については、不審者は女というではありませんか。女という言い方はいけないのかもしれませんが、通常、非道徳的な人間に対し男性や女性といった言葉は使用しないだろうと思い、また不審者情報にはこのような記載にされておりますので、私もこのように言わせていただきました。  過去の事例から行っていきますと、詳細にはここでは触れませんが、2004年、奈良県で、2005年に広島で起きた事件は、いずれも女子児童が男に狙われるという事件でありました。さかのぼれば、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件として皆さんの記憶に残っていると思いますが、以前はたしかそういうのが多かったのだと思います。しかし、今はどうでしょうか。被害者も不審者も多様化していると言っては不適切かもしれませんが、既にそういう時代なのでしょうね。いつ、どこで、何が起きるかわからなくなってきている、そういう時代なのです。決して遠くで起きた他人事ではないのだと思います。光山小学校の事案では子供が腕をつかまれる、そこまでいっておるのです。もしその男が力づくで強引にその子を車に乗せていたら、もう最後なのでしょうね。たまたま今回は大事に至らずに済んだ、この考えであると思います。たまたまなのです。  今、防犯ゆずの方々に子供たちの安心、安全のため、昼夜を問わず見守っていただいております。警察署、役場職員の方々も同様です。恐らくこの不審者情報というものは、防犯ゆず、警察、役場職員、保護者以外には周知し切れていないのが現状だと思います。これらを防災無線を活用すれば町内の隅々、全町民に一括で、さらには早期に周知できる。  学校からの不審者情報に戻りますが、被害に遭った場所がかなり絞られている、そんな情報であるのです。こういったことを放送することにより、より多くの視線が事実経緯を理解した上で注がれる。これこそが最大のメリットであると考えます。これこそが犯罪を防ぐ防犯です。ましてや既存の町所有の防災無線を有効に利用しようという考えです。新たな経費はかかりません。どうでしょうか。  以上を踏まえ、再質問の答弁の中に防災無線を利用することへの懸念事項として挙げられた「一方で、使い方によっては住民に必要以上の不安や混乱を来すおそれがある」とありました。具体的にその懸念事項とはどのようなものでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 加藤総務課長。                 〔加藤 勉総務課長登壇〕 ◎加藤勉総務課長 再質問にお答えを申し上げます。  ただいま子供を巻き込んだ事件の事例を幾つかご紹介をいただきました。確かに防災行政無線を使いまして不審者情報を瞬時に放送したならば犯罪に対する抑止効果がございますし、被害拡大を防ぐことも結びつきます。しかしながら、先ほどお話もありましたように住民に必要以上の不安あおるといった問題もありますし、それ以外にも幾つか注意すべき点がございます。例えば誰がそれを判断するのか、不審者として判断するのか、あるいはどのようなケースを不審者として判断するのか、さらには小さな子供の場合、情報の正確性が担保できるか、あるいは仮に不審者として間違えた場合、その人の人権の問題、さらには警察の捜査の影響が及ばないかといった幾つかの課題がございます。そういった課題をなかなか克服できないといった状況の中で、近隣の市町におきましてもこの不審者情報については防災行政無線を使っての放送を実施しておりません。そういった実情がございます。  いずれにいたしましても、ご質問の各小中学校からの不審者情報につきましては、これまでと同様に、まずは一刻も早く学校あるいは警察のほうに通報していただきたいと思います。重大な人命にかかわるような情報を放送するといった警察からの依頼があれば、教育委員会と協議をいたしまして放送するように努めてまいります。よろしくお願いいたします。 ○堀江快治議長 弓田議員。 ◆1番(弓田茂樹議員) 今、子供からの情報は真実性に多少欠けるというふうにお話しされたのですか。確かに小学生低学年が私の先ほど挙げた事例であります。低学年の方というのは、恐怖の余り思っている以上のこと、過大誇示するといった点もあるでしょうが、我々大人としてその子供の声なき声を酌み取ってあげなければいけないと私は思います。ぜひそういった事例があった場合、この防災無線を通じる、子供の安全を守る、これがこれから私は必要と考えております。  また、警察の捜査に影響を及ぼすという話もございました。警察は警察で捜査のほうは事後捜査としてやっていただく、警察の捜査としてやっていただければいいのではないでしょうか。放送することにより捜査妨害になるということは考えられるのでしょうか。それと、私が言っている今回のことを一つにせず、私が今お話しさせていただくことは未然に防ぐことを目的としておるわけなのです。捜査と未然に防ぐ、これは相対になるものだと思います。未然に防ぐこと、これを主眼としております。  またちょっと視点を変えさせていただきます。この間、町内の小中学校より教育委員会に上げられたこの不審者情報の事例、24年度不審者情報、上げられたものについては小中学校合わせて計9件あったというふうに聞いております。この9件が多いのか少ないのかは別としまして、年間約1か月半ですか、に1回不審者があらわれているという計算にもなります。通常1か月半に1回というのは、私の感覚では多いというふうに考えます。1回でもあってはならないのです、この事案は。本件については、冒頭でも話しました。子供を守るのは大人である我々の責務であります。情報というものは広く、そしてスピーディーに周知してこそ有益なものとなります。個人や学校単位のレベルでは限界があります。自助、共助、公助をうたう当町であります。公の力も合わさることで子供たちの安全を守っていただくことを願い、私からの一般質問とさせていただきます。  以上でございます。 ○堀江快治議長 この際、午前10時15分まで休憩といたします。                                      (午前10時02分) ○堀江快治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時15分)                                                       ◇ 長 瀬   衛 議員 ○堀江快治議長 一般質問を続行いたします。  長瀬衛議員。                 〔12番 長瀬 衛議員登壇〕 ◆12番(長瀬衛議員) 議長の発言許可をいただきましたので、町政に対する一般質問をいたします。高齢者福祉と農業政策の2項目についてお尋ねいたします。  団塊世代と言われた人たちが、いよいよ来年度には全員が65歳以上の高齢者の仲間入りをいたします。ちなみに、本町の昭和22年、23年、24年の3世代人口は約2,250名です。それはわずか25年前の平成元年度の本町の高齢者数約2,400人に匹敵する数字であります。そして、間もなく毛呂山町も総人口3万5,000人のうち高齢者数が1万人という時代がやってまいります。特に昭和30年代以降に開発された団地群においては高齢化の進展がすさまじく、孤立した高齢者や高齢世帯が増大しており、日ごろのコミュニティ活動のさらなる充実が地域においての大きな課題となっております。  そんな中、高齢者の親睦団体として町には現在29団体の単位老人クラブがそれぞれの活動を行っております。しかし、さまざまな課題を抱え、会員数やクラブ数は世の中の流れに反して伸び悩んでいるのが実態であり、その事業内容も閉塞状況にあります。  そこで、1問目として、単位老人クラブのこれまでの経過と現状及び課題についてお聞かせいただきたいと思います。  2問目として、単位老人クラブの運営資金としての主な財源についてお聞かせください。  次に、山根荘の現状と課題についてお聞きいたします。憩いの場、触れ合いの場として、さらに高齢者の健康維持の場として、町唯一の老人福祉施設山根荘の持つ役割は極めて大きなものであります。その中でも浴場施設は老人福祉施設には不可欠な設備だと思いますが、現在山根荘の浴場が休止になっております。さきの議会においてその再開を求めたところ、町長から再開は指定管理者次第である旨の見解が示されました。その後、指定管理者との協議をされたのか、その結果をお聞かせいただきたいと思います。  次に、高齢者人口が現在の5分の1程度の時代に山根荘が整備され、築後30年以上が経過しておりますが、高齢化の状況が大きく変化する中、今後の老人福祉施設構想はあるのかお聞かせください。  次に、大きな2項目めの質問として農業施策について、特に新規就農者などを育てることを目的に昨年9月議会において予算化した農業塾が現在大類地区において実施されているようであります。この農業塾の概略並びに現状と今後について説明を求めたいと思います。  以上、明快なご答弁をお願いし、私の一般質問といたします。 ○堀江快治議長 川村高齢者支援課長。                 〔川村和男高齢者支援課長登壇〕 ◎川村和男高齢者支援課長 長瀬議員の1問目、高齢者福祉のご質問につきまして順次お答えいたします。  最初に、単位老人クラブのご質問のうち、1点目についてお答えいたします。単位老人クラブの団体数及び会員数の経過でございますが、平成19年度には29団体1,538人の会員数でありましたが、翌年の平成20年度には27団体1,445人と減少しております。その後、平成21年度28団体1,422人、平成22年度28団体1,357人、平成23年度29団体1,335人と減少傾向で推移しておりましたが、平成24年度には29団体1,411人と、会員数は若干増員しております。しかしながら、高齢化が進む一方、近年、各地区の老人クラブの会員数が減少しているのも事実であり、今後の課題でございます。  なお、こうした状況は本町に限らず、昨年12月の新聞報道でもクラブ会員数の減少記事が掲載されておりました。また、平成23年度に老人福祉センター山根荘の指定管理者である毛呂山町連合寿会が実施したアンケート調査報告書の意見欄においても、寿会の入会資格者は増加しているが、寿会に入る方は極めて少ない等の意見が寄せられておりますので、若い世代の方たちの加入について毛呂山町連合寿会と協議してまいりたいと考えております。  続きまして、2点目のご質問についてお答えいたします。毎年単位老人クラブよりご提出いただいておる決算書を見ますと、平成22年度及び23年度の主な財源は、ほとんどがクラブ会員の会費と地区の補助金及び町補助金となっております。  次に、老人福祉施設の現状と課題のうち、1点目のご質問についてお答えいたします。議員ご承知のとおり、山根荘の浴室については、配管等の経年劣化により、平成21年9月末日をもって休止しております。再開するには多額の改修費用を要するため、現施設での改修整備は考えておりません。また、指定管理者であるNPO法人毛呂山町連合寿会に正式な協議事項として申し入れたわけではございませんが、適切な管理をするには入浴時、常に専門的に管理する人員の配置が必要であるため、現状では非常に難しいとのご意見をいただきました。  続きまして、2点目のご質問についてお答えいたします。高齢者の人口は平成25年5月1日現在9,366人であり、議員ご指摘のとおり、山根荘が整備された昭和52年当時の高齢者人口と比較いたしますと5倍程度増加しており、高齢者人口1万人時代は間近に迫っております。しかしながら、山根荘の利用者は開所当時の2倍程度にとどまっております。その理由といたしましては、利用対象者のいわゆる生涯学習活動の場を老人福祉センターのみと考えず、公民館等を初めとして多くの選択肢の中から選ぶ傾向があるため、山根荘の利用者は固定化傾向にあると考えます。また、現在のところ新たな老人福祉センターの整備構想はございませんので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○堀江快治議長 瀬波産業振興課長。                 〔瀬波行男産業振興課長登壇〕 ◎瀬波行男産業振興課長 2問目の農業塾事業の概略並びに現状と今後についてお答え申し上げます。  毛呂山町の農業の現状は、押し寄せる少子高齢化のうねりの中で、農業の担い手不足や次世代への継承といった点においても極めて厳しいものがございます。加えて中山間地域の耕作は、地形の狭小や労力の面からも耕作放棄地が多く点在し、農業経営そのものの基盤の脆弱さが浮き彫りとなっております。  こうしたことから町は、農業の担い手や新規就農等を目指す方を育成するため、昨年10月20日号の町広報で農業塾生を募集したところ、担い手育成コース7名、家庭菜園コース3名の計10名の申し込みがあり、耕作面積1,450平米の規模の畑で塾生が研修を行っております。  本農業塾はことし1月19日に開講し、毎月第2、第4の土曜日午後1時30分から3時間程度の技術講習を実施し、現在5月末で10回ほど講習を修了したところであります。講習内容は、土づくり、野菜づくりの基礎講座が中心で、露地野菜栽培実習としてジャガイモ、トウモロコシ、コマツナ、ホウレンソウ、大根、小カブ等6種類の種まき作業を行い、来月6月で前期講習会が修了となる見込みであります。後期講習会としては、秋冬野菜及びビニールハウス内においてトマト、キュウリ等を栽培実習する予定です  このように、前期、後期と年間を通じて塾生に農業体験を経験していただくことで少しでも農業に興味を持っていただき、おいしい野菜等を収穫できた喜びを体験していただければ幸いと存じます。  さらに、このようなことが新たな農業への関心と新規就農者への支援及び遊休農地の解消へとつながり、ひいてはみずから収穫した作物が加工から販売までといった6次産業への足がかりとなればと考えておりますので、長い目で見守っていただきたいと存じます。  いずれにいたしましても、今、国の成長戦略の中で、農業関係においては6次産業への展望をいかに見出すことができるか、この辺が非常に重要視されております。現に町においても滝ノ入のブルーベリーや大類地区等のソバに期待しているところでございます。したがって、今回実施している農業塾での6次産業化への期待も必然的に高まっていく必要がございますので、ぜひとも特段のご理解をいただきたいと存じます。 ○堀江快治議長 長瀬議員。 ◆12番(長瀬衛議員) それでは、再質問をさせていただきたいと思いますが、まず高齢者支援課長に対する質問をしますけれども、単位老人クラブの現状と課題についてご答弁がありまして、きのうの課長の答弁では、現在毛呂山の高齢化率は26.2%、前年に比べて1.6%上がったというのがありましたけれども、いずれにしても、私がいつも申し上げていますけれども、地域あるいは町の最大の課題は今後の高齢化対策、とりわけ社会的孤立をどうやってみんなで防いでいくのかということだと思います。  第5次毛呂山町高齢者総合計画が立てられましたけれども、これを見ましても、高齢化の進展を踏まえた上で、スローガンとして「住み慣れた地域で、いつまでも安心に・自分らしく・いきいき暮らせるまちもろやま」というものをスローガンにして、地域力で高齢者の生活支援が重要だとうたってあります。  その第4章の中でも「地域における高齢者の組織化は今後の地域づくりに欠かすことができない。一層の強化に向けて取り組む」として、この53ページにおいては「単位老人クラブの活動の場として山根荘がある」というようなことも明記されております。いずれにしても老人世代の組織の強化というのが必要だということだと私は思っております。私もそのとおりだと思います。  私も地元の寿会の総会にことしも呼ばれまして、活動状況等をその場でお聞かせいただいておりますけれども、私の地元でも一番ピークでは60名近く会員がいましたけれども、ことしは44名でした。急激な高齢者人口の増によって会員数がふえているのかと思えば、先ほど答弁にあったように、全体的に、これは全国的かと思いますけれども、単位老人クラブは減り、会員数は減っていくというような不思議な現象と申しましょうか、いわゆる組織の弱体化が進んでいるということだと私は思います。地域の中で高齢者同士が気軽に集まって、そしていろんな活動を通して、それぞれが生きがいを持てるような環境づくりを強化、充実するという役割が今求められておりますけれども、それを考慮しますと、これは大変ゆゆしき現状だと私は思います。いきいきサロンや見守り活動と、私はだから今回この質問に取り上げましたけれども、高齢者自身のいわゆる親睦団体、活動団体の活性化というのが一体でなければならないという思いです。  そこで、資料をいただきました。毛呂山町の67行政区のうち、それを見ますと団地群では21行政区、それ以外の地区では20行政区、合わせて41行政区が今単位老人クラブが活動しています。したがって、残りはないということです。年間の事業費平均、資料をいただいて計算しましたら、1団体大体14万5,000円、うち町の補助金の平均が5万8,600円、それぞれの区が補助を出していますけれども、それは平均すると5万6,700円、したがって残りがご本人たちの受益者負担ということだと思いますけれども、この数字を見てもおしなべて弱体組織であるということがわかります。  課題として、今課長のほうから新会員数の減少があったとありましたけれども、それはそのとおりだと思いますけれども、私は現状の課題を精査してみますと、私の地元の寿会の事業報告を見ても、事業のほとんどといいましょうか、半分近くが連合寿会へのおつき合いの事業だという感じがするのです。地元独自の事業が約半分弱、何人ぐらい会員がそういう行事に参加しているのかと見ると、大体5人とか6人とか3人とか、10人以内なのです、参加者が。ですから、こういうことからいって、私は事業内容に課題が多いのではないかと思います。その関係で事業内容に魅力がなければ会員も減る、当然会員の平均年齢も上がってしまうと、こういう弊害だと思いますけれども、課長ちょっと、簡単で結構ですけれども、私が今申し上げたことはわかると思いますが、予算に合わせた事業量なのかと思ってみたり、あるいは事業量に合わせた予算なのかと考えたりしますけれども、その辺よくわかりませんけれども、私はそういう意味では負の連鎖が起きているのではないかと思いますが、いかがでしょうか。今の全体、町の単位老人クラブの活動状況を見ながら、担当者としての考え方を簡単にお聞かせいただきたいと思います。 ○堀江快治議長 川村高齢者支援課長。                 〔川村和男高齢者支援課長登壇〕 ◎川村和男高齢者支援課長 ご質問にお答えいたします。  まず1点、単位老人クラブのいわゆる会員数の減少につきましては、単位老人クラブができたころの関係を申し上げますと、60歳になったからさあ老人会に入ろうという時世だったと思われます。それが現状とすれば60歳自体はまだまだ若いという状況で老人クラブに云々ということではない状況も出てきているかと思います。それから、単位老人クラブが全地区にできていないという状況を申し上げれば、以前にお話を伺ったところ、役員さんのなり手が少ないのだということも伺っております。いずれにしても単位老人クラブの活動のみが高齢者の活動の場ではないという、いわゆる生涯学習の今の考え方からいけばそういう事情にもなってしまうのではないか。ただ、だからといってそれだけでいいという状況ではないので、なるたけ会員数をふやしたり、あるいは各地区の単位老人クラブの事業自体を、各地区の事業自体を活発にしていくような考え方を持った施策に取り組むべきだという考え方でおります。 ○堀江快治議長 長瀬議員。 ◆12番(長瀬衛議員) いろんな公民館活動等もあるというようなお話をされていますけれども、先ほど申し上げたように、地域で活動していますと、いきいきサロンをやる、あるいは見守り活動をやるにしても、その基礎となるべきは高齢者自身の団体がしっかりしなければだめなのです。そういうことを申し上げたい。  60歳代の人は確かに早いのですよ。しかし、70、 80以上の方もどんどん激増しているわけです。そういうことを考えると、少し私は充実させていかなければならないと思います。  あとは答弁を求めませんけれども、どこの会長さんに聞いてもやっぱり予算のことなのです。だから、予算に合わせた事業が行われているのではないかと思いますけれども、老人クラブへの補助金は連合寿会が取りまとめているのです。3月末に申請をして7月ごろ支給されるらしいと、そういうことになっていると思いますけれども、算定根拠は1団体が1万円プラス、今のところ1人1,000円ということですね。25年度の毛呂山町の総予算が170万円、1単位老人クラブ当たり、先ほど申し上げたけれども、5万8,600円程度。その中から約28万円が上納金と言ってはどうか知りませんけれども、単位老人クラブで補助金もらった中から28万円、170万円のうち28万円が連合寿会に返されてしまうのです。こういうことも大きな一つの問題だと思いますけれども、いずれにしてもうちの地元のほうなんかでもそういうわけで、町の補助金が5万4,000円で、そのうちから8,800円本部に返して、そうすると残りが4万5,000円です。それから、自治会で7万円出しています。これはもう共助の役割として私は必要だと思っていいと思いますけれども、さらに足らない分を役員さんがお祝い名目で年間に何回か出し合っているという話を聞いています。  そういうことで、いずれにしてもこの3月に会長さんを集めた席で課長さんのほうから「何かことしは会員数が思ったよりふえそうで、予算170万円では間に合わないから、算出根拠の中で平均の1万円の部分について、もし会員数がふえた場合はそれを減らしますよ」というような話をしたそうでけれども、そういうみみっちいことを言わないで、ともかく町全体で170万円しか予算を組んでないものを、さらに会員がふえたから……ふえたことはいいことではないですか。減らすなんて、そういうことをおっしゃらないようにひとつお願いしたい。  これは町長の指示のようですけれども、町長、自助、公助、共助というのはそういう意味ではないのです。この前もお話ししましたけれども、見守りや災害時の自助、共助、公助の役割というのはわかりますけれども、こういう自助を求めてみみっちい財源や補助金を削るなんていうことはともかくやめてもらいたい。これをまずお願いして、この問題を終わりたいと思います。  次に、山根荘の風呂についてですけれども、今指定管理者との協議経過を聞いたところ、協議はしていないのだということでございました。専門的な職員の配置など現状は難しいと。公共施設の管理運営責任は町にあるのだということを根本的に私はちょっとはき違えているのではないかと思います。この質問については答弁を求めませんけれども、指定管理者と町と結んだ協定書あるいは仕様書、管理運営仕様書を見ても、例えば設置目的は、高齢者の皆さんが健康増進、教養の向上などについて健康で明るい生活を楽しんでいただくための施設と定め、指定管理者が行う業務は、集会及び休養のための施設及び設備の提供とあるのです。協定書の中では、第3条で町が必要と認める業務、指定管理者が行う業務は町が必要とする業務なのだと。4条では、町が必要に応じて指示する事項を遵守し、管理及び業務を実施するものとすると、指定管理者は。16条では、「施設設備及び物品の使用」というところでは、施設設備等の改造等々を実施しようとするときは、あらかじめ町の承認を得なければならないということです。あと、施設の移築、修繕などの費用負担の表を見ますと、建物の関係から機械装置の修繕まで20万円以上は町の負担となっているではないですか。そういう取り組みではないですか。ですから、これは体育協会の指定管理者の問題と同じように協定書や何か見ればもう明らかな問題ですね。どこを見ても指定管理者次第だなんていうことはどこにも書いてないではないですか。  だから今山根荘は、先ほど申し上げたように山根荘、ああいう老人福祉施設で、前回の議会で課長の答弁がありましたけれども、この川越管内で見ても恐らくどこにも風呂のない施設はないだろうという答弁がありましたけれども、この老人福祉施設に風呂というのはつきものだと思います。ですから、言い方変えれば、今の毛呂山町の老人福祉施設は欠陥施設だと私は思っています。これは幾らかかろうと……今まで修繕費が膨大にかさんできたというのは怠慢だったのです。管理の怠慢です。それは私は行政の責任だと思います。ですから更新施設、新たな施設が、これから第2の山根荘がどこかにできるなら別です。そういう可能性は今ないというような話もしていました。もちろん無理でしょう。だったら今の山根荘、災害時でも必要でしょうから、少し風呂の問題については考えていただきたい。特に指定管理者の再指定の議案書、この間引っ張り出して見ましたら、あれに利用者数の推移が出ていました。特に個人が減っているではないですか、個人の利用者が。個人の利用者が平成19年に5,158人いたのが平成28年には2,496人、半分ではないですか。これはやっぱり私は、全てが風呂だとは言いませんけれども、大きく影響しているのだと思います。ですから、ともかく私は欠陥施設だということを指摘して、これは町長、町の責任においてどうか検討し直してもらいたい。強く求めて、この質問は答弁は結構です。  次に、農業塾について質問いたしますけれども、農業塾を始めた背景やその目的について今課長から答弁をいただきまして、私はその意味はよくわかります。しかし、12月の議会でしたか、「全国的に見てもこの農業塾というのはJAやNPOが主体で、地方自治体がそれをサポートするという形でやる。しかも、毛呂山の農協が始めるじゃないか」ということを申し上げて、「町が単独で思いついたように始めるのはナンセンスだ、取りやめるべきだ」ということも私は申し上げております。今この場で、本当からいえばそういうことも含めて町長と毛呂山の農業の将来について等々語りたいと思うところでございますけれども、ちょっと今毛呂山町で先ほど申し上げた農業塾の現状、私はもちろん多くの議員が疑問を持っておりますので、このことについて絞ってきょうは再質問させていただきたいと思います。  まず、課長にお聞きしたいと思いますけれども、農業塾というのは農業の担い手や新規就農を目指す人を育てるためにある。したがって、今お願いしている塾長さんによる座学あるいは実地指導を受けながら所定の定められたルールにのっとって塾生たちが直接土づくりから勉強して農業の基本をしっかり会得する場であると私は思うのですけれども、ただいま課長の答弁のとおり、「5月末までに10回の講座が修了し、講習内容は土づくり、野菜づくりの基礎講座が中心で、ジャガイモなど6種類の種まき作業を行い、6月で前期講習会が修了する」と正直にありのままの説明がありましたけれども、私はきのうも実は議会が終わって農業塾を見てきました。そうすると、ハウス内のトマトの苗、あるいは外のマルチングに植えたナスあるいはピーマンの苗、何かけさはまた情報では植えてなかったゾーンにカボチャのようなつる物が新たに植えられていた、追加されたと、こういうことです。これは当然町予算で購入したわけではないと思いますけれども、この答弁を含めて、今私が申し上げたハウスの中のトマト、外のナス、ピーマン、あるいはけさのカボチャ、あるいはマルチング敷いたりいろいろしました。これについては前期農業塾で決められた当初のカリキュラムに沿った前期講習会の成果ではないと私は思いますけれども、そういう受けとめ方でよろしいですか。そこだけ端的にお答えいただきたい。 ○堀江快治議長 瀬波産業振興課長。                 〔瀬波行男産業振興課長登壇〕 ◎瀬波行男産業振興課長 お答えを申し上げます。  ただいま長瀬議員がご質疑いたしましたそういった内容を中心に前期の講習会は修了する予定であります。  以上です。 ○堀江快治議長 長瀬議員。 ◆12番(長瀬衛議員) 今のご答弁のとおり、私が今指摘しているハウス内のトマト栽培、それから外に植えられているナスやピーマンやけさ植えたもの、これらについては塾の成果ではないのだということで、よくわかりました。  もう一度課長にお聞きしますけれども、9月議会で議決した補正予算ではハウス代70万円、土地の借り上げ料5万円、その他に種代や肥料代等で約30万円予算組んだと思いますけれども、そして、それらは当然会計の原則からいって年度末までに支出されたと思います、24年の年度末までに。しかし、私の知り得る限りでは、この25年度予算の中には農業塾関連予算はないのです。唯一何か土地の借り上げ料を若干見ているらしいですけれども、その他は一切計上されていない。ですから当然5月に植えられたトマトの苗なんかは予算が全くないはずです。これはこういう理解でよろしいでしょうか。この点をちょっとお聞きしたいと思います。 ○堀江快治議長 瀬波産業振興課長。                 〔瀬波行男産業振興課長登壇〕 ◎瀬波行男産業振興課長 再質問にお答えを申し上げます。  予算の関係ですが、これにつきましては、前年の9月の補正でやりました。25年度につきましては、土地の借り上げ料の関係が2万幾らか、今回もうそれは契約いたしまして、ただ、肥料だとか、あと種だとか、あるいは農薬だとか、そういうものは在庫である程度、半分近くはありますので、その辺はご理解いただきたいと存じます。  以上です。 ○堀江快治議長 長瀬議員。 ◆12番(長瀬衛議員) わかりました。ですから、したがって肥料や何かは少し残っているものは使えるとしても、苗代等については予算はなかったというふうなご答弁だと思います。  そこで、では次に町長にお聞きしたいと思いますけれども、実は5月9日、10日と議会で栃木のほうに視察に行った折に、帰りのバスの中でハウスの雑草が大変話題になりまして、実はバスをとめて見に行こうかという話もしていましたけれども、それは見ずに帰りましたけれども、しかしその時点では、よく私調べてみますと6月までは、あのハウスは塾生にハウスを建てることを教えるためのハウスですから、別に草が生えているということについては、それは見ばえはよくないでしょうけれども、特に問題なかった。ただ、そういうわけで生えていた。草が茂っていました。ところが、5月15日ごろ、その草を誰かが除草して、しかも農業塾の借りた農地全体を耕うんした、トラクターで。行っていました。それ以後、農業塾圃場で繰り広げられているいろんな動きが、私は我が目を疑っているのです。驚きながら毎日のように、実は同僚議員数名と現地を見守ってきました。  ちょっと経過を言いますと、15日に草刈りが終わりました。5月20日、町の予算で建てた町営ハウスの中に、塾長のカリキュラムにはもちろんない、先ほど申し上げたように成果でもない、計画もなかったトマトの苗が突然持ち込まれ、栽培が始まりました。しかも、これは早朝だと思います。かん水用のホースが、蛇口からホースがそのトマトの植えられたところまで全部配置が終わっていました。次の16日から数日間、どなたさんか知りませんけれども、間の日に何日かトラクターで耕している様子もありました。5月21日にトマトの苗の植え足らなかった部分を幾らか追加されました。これも確認しています。5月25日、このハウス周辺の1反5畝のうちの5畝の部分の残りの部分にマルチングがされました。これも塾の作業ではありません。5月26日、次の日に早朝だと思いますけれども、トマトの苗150本が全部植え切りました。最後の定植が行われた。約150本です、数えてきましたけれども。トマトです。5月26日、ハウスの中のトマトが残りが全部植え終わりました。計150本になります。  5月30日なのです、問題は。この日の朝6時ごろ、町長の奥様に似た方が1人でマルチの上にナス苗54本、ピーマン48本を定植していた、軽トラックで乗りつけてきて。その次の日には、私は午後2時半ごろ現場を見ましたけれども、研修生風の1人の若者がビニールハウスの中でトマト苗のつり下げ用のひもを準備しておりました。この方と私は顔を合わせました。6月2日だと思いますけれども、トマトを植えたビニールハウス1棟の入り口及び両サイドに防虫ネットが張られました。けさほどは何かまた残りのものが外に植えられたということであります。  以上、これは我々が知り得ている内容なのですけれども、これらは、先ほど確認したとおり前期農業塾の成果ではないのです。担当課はもちろん、私も確認しましたけれども、塾長さんもご存じない。把握していなかった。したがって、私はハウス及びその周辺に植えられているその作業は、実は塾ではないと思っているのです。誰が考えたって塾ではないですよね。  単刀直入に町長にお聞きしますけれども、さまざまな苗、それからマルチ、防虫ネット、それから何かきのうの話だと勝手に町の水道も使っていると。これらの作業は一体、塾ではないのですけれども、誰が指示したのでしょうか。町長の知り得る範囲でお答えいただきたいと思います。 ○堀江快治議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 長瀬議員の再質問にお答えをいたします。  農業塾のほうを大分皆さんに見ていただきまして、本当にありがとうございます。ハウスの関係につきましては、今議員にご説明していただいたように、ハウスをみんなで建てて、そしてパイプハウスというのはこんなに簡単にできるんだというような、いわゆる実地、そういうことが行われた。そして、私もしばらく、農業塾のほうに顔を出すというのはなかなかできないのですけれども、話を伺っていなかった時期がございました。するとハウスが使われないような話になっていましたから、塾長のほうにお電話でお話を伺ったところ、水が出なかったり、あるいは管理の面でちょっと難しいので、秋口またやろうかというふうなお話はあったけれども、春にどうもできないかもしれないというお話を伺いました。それではハウスの意味がなくなってしまいますし、できるだけ多くの内容、いわゆる農業塾のボリュームを上げるためには、やはりいろいろな措置を講じなければいけないなというふうに思いました。  そして、私の知っている方、日高の大変一生懸命真面目にされている方に相談をしましたところ、「私のほうで、じゃ塾長の授業の合間に管理の関係で、助手の関係でちょっとお手伝いできますよ」というふうなお話を伺いましたので、「それでは塾長のほうにも話ししてみますよ」ということでお話をいたしました。ですから、その後その方が農業塾のほう、5月16日だったかな、塾長とお会いして、そして塾の生徒さんにも紹介しまして、それでハウスの関係、トマトであったり、ナスのほうは川角地内にお住まいの農協に出荷されているナスの専門的な農家の方に相談したら、「いいよ」というふうなお話をいただきましたので、そちらのほうは……外の関係ですね。そちらのほうは外部講師ということで、これもお願いをさせていただきました。  そんなことで塾長にもいろいろ土づくりの関係等やっていただきまして、長瀬議員も塾長1人で大丈夫なのかということを12月議会で私のほうに質問しておりましたけれども、確かに塾長もご自分で嵐山のほうで大きなハウスをやっているわけで、葉物をやっているわけでありますから、農業塾ばかりになかなか時間を割くことはできない。そういったこともあって、そういう外部講師の関係をお願いし、そしてその方々が快く引き受けてくれたということでございます。そういうことで外で植えたものとか、あるいは中のものとか、そういうのはその方々が自分なりの考え方で、塾の生徒、その植えられたものを割り当てて管理をこれからしていただくようなカリキュラムをその方も練っていましたから、次の6月8日かな、の講習日にはそういった割り振りをして、これからこういう管理するんですよということを塾長の承諾を得ながら進めていくようなお話は私のほうは伺っております。今のところそういうことでございます。 ○堀江快治議長 長瀬議員。 ◆12番(長瀬衛議員) いろいろ今ご答弁がありました。ともかくまず1つ言えば、さきの議会で塾長1人で間に合うのかと私が言ったという話を取り上げました。私はなぜ言ったかというと、まさか井上農場がかかわり合いないんでしょうね、塾長1人でできそうもない、できない場合にそういうことを懸念したからああいう質問をしたわけなのです。今ナスは川角の方が、トマトは何と言いました。トマトについてはどこかから……                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆12番(長瀬衛議員) 日高の方だと思いますけれども、日高の方は塾生ではないですね。                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆12番(長瀬衛議員) 塾生ではないですよ。講師と言いますけれども、それは、だけれども町長が勝手に言っているだけのことで、今お願いされている塾長さんには伝わっていませんね。話は聞いたと言いますけれども、サポートも何もしていない、同じ作業もしていない、勝手に別個に本人が来て勝手にハウスの中に畝をつくって肥料をまぜて泥づくりをして、勝手に苗を植えて、ひもまでぶら下げて、全くプロの仕事ではないですか。プロの仕事をどんどん、どんどん勝手にやってしまっているのではないですか。  いずれにしても、それはいい。ともかく次へ行きますけれども、ともかく今申し上げたように塾生ではない研修生がかかわり合っているのです、トマト関係。ですね。  先ほどの奥様の話、これは5月25日夕刻、私は前の日に現地を見たらあのマルチが何も植わっておりませんでした。そして、翌朝6時ごろ同僚議員から情報がありまして、何と奥さんに似た方が今苗を積んだトラックで乗りつけてきて、苗を植え終わって、今疲れたのか、やれやれと背伸びをしてトラックで帰られたと、こういうお話でした。私も、ああそうかと思って8時ごろ行って現地を見ましたら、なるほどナスが54本、ピーマンが48本、植えられていました。  問題なのは、その同僚議員が実はその前の晩の12時にも見に行っているのです。植えられてなかったのです。ですから、朝駆け夜駆けで、朝の4時起きか何か知りませんけれども、恐らく100本の苗を女手1人で植えるのは1時間以上かかりますよ。ですから、かなりの早朝から何で……どなたさんか知りませんよ。見た方の話ですと町長の奥さんに間違いないと言うから私はそうだと思いますけれども、先ほどの話ではもらった苗かどうか知りませんよ。町長の奥方があの町の借りた土地に何で作物植えるのですか。塾生でも何でもない。まさに井上農場の代表者は奥さんでしょう、今のところ。何でやるのですか。まさか奥さんが自分の畑と間違って植えたわけではないでしょう。この議会の場は町長、やっぱり服務規程というのがありますよね。条例にもありますけれども、職員に対して服務を厳しく指導するのが町長であって、職員の服務にも全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務遂行しなければならない。財産及び物品の取り扱いというところでは、町の財産や物品を私用に供してはならない。いわば公私の区別を明確にしろということでしょう、職員に対して。  私はこの点を問題にしたいと思っているのです。圃場の一部を予算措置もなく、塾長の計画した前期カリキュラムにもない、しかも塾生は全く関与しないで別の作業が勝手に行われている現状。私はこれは当初から危惧したとおり、井上農場の関係者が、研修生も含めて我が物顔で、塾生のいない日に朝駆け夜駆けでこそこそと耕して、肥料をまいて泥づくりを行う。塾の目的はまず泥づくりからと言ったではないですか、課長が。全く塾を通さずやってきている。ですから、これは私は農業塾として認めない、認めたくない。塾長さんがやられている3分の2の部分については認めます。あの東側のハウスを含めた部分について、私は農業塾として認めたくありません。  12月議会、覚えていられると思いますけれども、「井上農場がまさかかわることはないでしょうね」という私の質問に対して、町長は「井上農場というお話が出ましたが、一切その関係は、関係するかというものに対しては全く関係いたしません」というたんかを切っています。これでは私は議会を愚弄し、町民を同じくして、ましてや倫理観や公私の区別がない。これでは真面目に日々頑張っている職員がかわいそうですよ。担当課長なんかも答えたくないでしょう、こういう話は。真剣に農業塾を今やられている北岡塾長、私は気の毒だと思います。  ここまで置いて、ちょっと見方を変えてもう一つ質問します。課長にお伺いしたいと思いますけれども、これは申し上げたように課長さんに本来聞くことは本当に気の毒で、しかしこの方法しかないのです。だから、ちょっと我慢してお聞きしたいと思いますけれども、私も実は10年ほど前から野菜苗を育てた経験があるのです、ハウス2棟建てて。夏の野菜は1月の末ごろには加温して種をまいて、3か月ぐらいかけてやっとナスやキュウリの苗があの時期にでき上がるのです。電気代や水道代、かなり私もかかりました。とても手間暇かかる仕事です。苗というのは簡単にできないのです。ですから、私はあそこに植えてある苗を見てわかるのです。簡単に素人がつくったのではないのです。これは現の農業塾ではそういう種をまいた節もないし、農業塾で育てていないということは明らか、これはもう町長認めますけれども、この苗を、今町長が知り合いからナスをいただいたと言いましたけれども、ではトマト、ナス、ピーマン、カボチャ、けさのやつ、これは一体皆さんから寄附をもらったのか、あるいは職員の誰かが買い求めたのか、あるいは塾長さんが持ち寄ったのか、あるいはその他ほかの誰かがどこかから持ってきたのか、これらについてちょっと、一体本当のところはどうなのか、答えられる範囲でお答えしていただきたい。厳密に言えばマルチングのシートだとかトマトのつり下げ用の資機材、ハウスの防虫ネット、これらも全く同じものなのですね。こういうものはどこから持ってきたのか、わかりましたらお答えいただきたいと思います。 ○堀江快治議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 再質問にお答えをいたします。担当課長より私のほうが的確な答弁ができますので、私のほうから答弁をさせていただきます。  苗については、農業塾に入っている塾生の一人、これはもう結構早くに農業関係に進んでおりまして、以前議員に若手の2人を見ていただきましたけれども、彼らと一緒に川角地内でもう進めておりまして、その彼のほうが苗が余っているというふうなお話から、それがもらえたというふうなわけであります。  それから、防虫ネットとかその関係については日高の方が持ってきたものだというふうに認識しております。  それから、マルチとかそういうのも若手であったり、あるいは日高の方であったり、そういう方が持ってきたものというふうなことでございます。  以上でございます。 ○堀江快治議長 長瀬議員。 ◆12番(長瀬衛議員) 井上町長はよく現状を認識がないのかどうか知りませんけれども、今町長が答弁されたことを聞いていると、だから全て井上さんを中心とした井上農場の関係者がすなわちやっているということではないですか。そしでしょう。ナスの苗なんかは、町長の言うことを信用しましょう。それは研修生がつくったもの。それだって売り物でしょう、基本的に言えば。私が言ったとおり、素人でつくれる苗ではないのですよ。私も経験していますから。1月から電気を入れて加温しながらでなければあの苗はできないのです。ですから、あなたは簡単に言うけれども、みずからが我々があれはやっているのだということを言っているのですよ、今。そうではないですか。研修生ではないですか。  課長にちょっとお聞きしますけれども、いずれにしても今町長も言ったとおり、いろいろ苗をそこらじゅうからいろんな方を通じてご厚意でいただいたというようなことを言っていますけれども、全部有価物ですね、苗にしても何にしても。いずれにしてもそれらは井上農場の関係者の手によってやっている。前期の講座予定にもないものでそれはもちろんあるわけでございますけれども、これは井上農場というなら別にどこから苗を持ってきても構わないのですけれども、農業塾という名目が立った以上、やっぱり町の事業ですから、そういったものを町の予算もないのにどこかから集めてきて、あるいはどこかから持ってきたものを設備してやるというのは、私は一つの寄附行為だと思っているのです。政治家、議員あるいは首長、全て該当しますけれども、いずれにしてもどこかで買ってきた、商売をされている方からいただいたものにしろ何にしろ、そういうものを含めて私は寄附行為であるのではないかと思いますけれども、これらについてはちょっと担当課長、どのように認識されていますか。 ○堀江快治議長 瀬波産業振興課長。                 〔瀬波行男産業振興課長登壇〕 ◎瀬波行男産業振興課長 お答え申し上げます。  まず、町長は農業に対して何とかしたいという、そういう気持ちのあらわれが幾つか誤解を招くものもあろうかと思います。いずれにしても、野菜の有価物であるだとか、そういったものにかかわる問題について、それは寄附行為云々、これについては大変申しわけないのですけれども、私から答弁を申し上げる立場にございませんので、ご理解いただきたいと存じます。 ○堀江快治議長 長瀬議員。 ◆12番(長瀬衛議員) それから、ちょっと町長、先ほどの奥様の件はどうなのですか。 ○堀江快治議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 再質問にお答えをいたします。  うちの家内がナスですか、植えたというお話は、私は植えるとかそういう話は全然聞いていないのです。ただ、日高の方であったり、ほかの方とのやりとりの中で気を回してそんなふうにしたのかなというふうに今思ったところでございます。さっき寄附行為というふうなお話でございましたけれども、この件については、先ほどの研修生というのはもう研修が終わってみんなうちから出ている人間ですから、うちとは関係ないわけです。いつまでも井上農場というわけではないので、その辺は誤解をしていただいては困るというふうに思っております。しっかりと独立して、そしてさきの2人、長瀬議員は「4町歩もやって大変だ。こんなこと」というふうに言いましたけれども、その2人もしっかりともう全部売り切っていますので、もう本当に独立しているのです。そういったところでご理解をいただきたいというふうに思います。  以上です。 ○堀江快治議長 長瀬議員。 ◆12番(長瀬衛議員) この寄附の問題については、これはここでとやかくしても、司直の関係ですからなかなか難しいと思いますけれども、町長、何、奥様については私は聞いていない。ともかくとてもではないけれども、それは信じることはできませんね。そんなことを、だって町長、誰が信じます。そんなばかなこと、それは町長、通用しないです。  それから、日高の方が気を回して、この事業については井上町長の発案でしょう。井上町長の意向や指示がなければ誰が動けるのですか、奥様にしろ、研修生にしろ。ですから私は井上農場が関与しているということを今質問で問題にしているのです。あってはいけないことなのです。何を言っている。ハウスというのは……私は塾長さんからいろいろ聞きました。なぜハウスを使わないかというと、塾というのは2週間に1度の塾ですから管理できないのだそうです。かん水といろいろ、これは物理的に無理なのだと。担い手を育成する塾であるならば、露地に植えていろんな自然との戦い、病害虫との戦い、そういう失敗を重ねることが訓練なのだと、こういうことをおっしゃっています。皆さん言っています。農協でやられている方に聞けばそう言っています。農協の塾にも、したがってハウスは建てていない。ですから、このハウスを農業塾で建てたのは全く意味がわからないのです。これは皆さんが言っています、専門家が。だから、今の現状はそのとおり、井上さんはあのとおりやりたかったのでしょう、最初から。自分たちの手で泥を耕して肥料を入れて、何のための塾ですか。自分たちの試験栽培ではないですか、言ってみれば。ハウスは、塾で育って自立したときにハウス栽培でやるのだと、これが一般的な考え方のようです。専門家の皆さんがそう言っています。  いずれにしても、町長の農業塾の計画は、予算面においても、やっていることを見ても余りにもずさんである。独断専行であって、先ほど申し上げたように我々や職員や塾長を含めて欺いている。愚弄していると思います。あなたは首をかしげているけれども、皆さんそう思っていますから。  町で借りた農地を、あるいは町営ハウスですよ、あれは、町営でつくったハウスですから。あるいは水道も勝手に使って井上農場の試験栽培を行っていると私は断定できると思います。公私混同甚だしく、北岡塾長に私は極めて失礼だと思います。  さらに、先ほど申し上げたように、いろいろ理由を述べていますけれども、私はいろんな意味で、苗を含めて、動力も含めて、いわゆる寄附行為に当たるのではないかと思います。おしなべて極めて町長にはこの農業塾について重大な責任があるのではないかと私は思いますけれども、ここは議長、いつぞや体育施設の指定管理者の問題のときにも我々議会が最初説明を受けたときに、なかなか毅然とした判断ができなかった。それでいろいろいまだにひきずっている。今回もこの農業塾は100万円足らずの予算の問題ですけれども、これは町長という責任のある立場の人が公私の区別つけていない、基本的な信任にかかわる問題だと思います。ですから、これは私一人の問題ではなくて毛呂山町の議会の議員が試される、問われる問題だと私は思います。ですから、もうちょっと、ひとつ議長のご判断でぜひ真相を究明して明らかにすべきだと思います。この農業塾について、私はあのハウスの中のものだとか井上農場で作業したものは全部取っ払ってもらいたい。それで7月から農業塾を新たな形で再出発をしていただきたいと思います。どうでしょうか。 ○堀江快治議長 後、予定されている協議会もありますので、各議員からそれぞれ忌憚のないご意見をいただいて善処したいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆12番(長瀬衛議員) 水道の問題もありますので、それらも含めてぜひひとつ詳細にこの問題について説明を受けるようにお願いしたいと思います。 ○堀江快治議長 はい、わかりました。  では続けてください。終わりですか。 ◆12番(長瀬衛議員) いいです。答弁結構です。 ○堀江快治議長 この際、午後1時15分まで休憩といたします。                                      (午前11時15分) ○堀江快治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時16分)                                                       ◇ 千 葉 三津子 議員 ○堀江快治議長 一般質問を続行いたします。  千葉三津子議員。                 〔4番 千葉三津子議員登壇〕 ◆4番(千葉三津子議員) 4番、千葉三津子でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、町政に対する一般質問をさせていただきます。  1問目の質問といたしまして、予防接種及び検診についてお伺いいたします。  毛呂山町では、法定外で受診者の任意負担となっているおたふく風邪と水ぼうそう、B型肝炎、ロタウイルスの4つの予防接種に対しまして半額助成をこの4月より実施すると新聞に掲載されておりました。おたふく風邪や水ぼうそうの予防接種への助成は、鴻巣市や嵐山町などで既に行われているそうですが、B型肝炎に対する助成は県内で毛呂山町が初の取り組みとなっているそうです。子供の命と健康を守るために、また少子化が進む中で罹患しないために、また法定外の予防医療を推進する上で極めて重要な施策であると思います。  そこで、1点目といたしまして、現在日本中で風疹が流行しています。先日、全員協議会で一部助成を行うと発表されましたが、確認の意味でいま一度お伺いいたします。  2点目といたしまして、インフルエンザ予防接種に対する町の取り組みをお伺いいたします。  3点目といたしまして、近年、胃がん検査が採血で検査することができる胃がんリスク検診が注目をされています。バリウム検査よりも早期に胃がんを発見することができて、体への負担も少ないこの検査を特定健診へ導入するお考えはありますか、お伺いいたします。  次に、2問目といたしまして、高齢者の支援及び取り組みについてお伺いいたします。  全国的に少子高齢化が進み、人口減少とともに単身世帯の増加や近隣関係の希薄化など、特に高齢者は社会から孤立してしまいやすい環境となっているのではないでしょうか。従来の見守りや制度から漏れないように支援していくことが毛呂山町といたしましても喫緊の課題となっているのではないでしょうか。亡くなったのにもかかわらず、そのことが何日も誰にも知れず、遺体がそのまま放置されてしまう無縁死、いわゆる孤独死が挙げられます。中年でも若者でも単身世帯で近所づき合いがないと孤独死の可能性が出てきます。そこで、特に町の高齢者に対する今後の支援及び対策はどのように取り組まれるのか、お考えをお伺いいたします。  次に、3問目といたしまして、もろバスの運用、利用についてお伺いいたします。  平成21年10月より運行開始となったもろバスですが、現在の運用及び利用状況についてお伺いいたします。  以上を私の一般質問とさせていただきます。 ○堀江快治議長 岩田保健センター所長。                 〔岩田正彦保健センター所長登壇〕 ◎岩田正彦保健センター所長 千葉議員の1問目、予防接種及び検診のご質問につきまして順次お答え申し上げます。  1点目の風疹対策でございますが、首都圏を中心に風疹の流行が続いております。患者のほとんどは成人で、7割以上が男性、そのうち20代から40代の方が8割以上を占めております。国の調査によりますと、20から40歳代男性の15%は風疹への抗体を持っておりませんでした。また、20から40歳代の女性の4%が抗体を持っておらず、11%では感染予防には不十分である低い抗体価でありました。  妊娠初期の女性が風疹にかかりますと、赤ちゃんが心臓や視力などに障害の出る先天性風疹症候群という病気にかかって生まれてくる危険性があります。風疹への感染を防ぐにはワクチン接種が効果的ですが、妊娠中は予防接種が受けられないため、妊娠を予定する女性や妊婦の夫への予防接種が重要となっております。このため、町では緊急対策といたしまして、妊娠を予定または希望する19歳から50歳未満の女性と妊娠している女性の夫を対象に6月1日から来年の3月31日までの期間、予防接種費用の一部助成を行うこととし、予防接種を受けていただく環境づくりに努めたところでございます。  次に、2点目のインフルエンザ予防接種につきましてお答え申し上げます。季節性インフルエンザはほとんどが自然治癒する疾患ですが、肺炎、気管支炎のほか脳症などの合併症を併発して重症化する場合があります。ワクチン接種を行うとかかりにくくなる、あるいはかかっても症状の重症化を抑えることができ、合併症を併発したり、死亡する危険性を抑えられるため、特に肺炎で重症化しやすい高齢者に対して定期の予防接種として接種することが勧められております。  町で行う予防接種でございますが、本年度も65歳以上の方と60から65歳未満で心臓、呼吸器の機能などに基礎疾患があり、重症化のおそれのある方を対象に定期予防接種として実施してまいります。従来の季節性インフルエンザの流行時期が12月から翌年3月ごろですので、流行時期に対応した効果的なワクチン接種となりますよう「広報もろやま」等でご案内してまいります。  次に、3点目の胃がん検診でございますが、胃がん検診の方法として一般的なものは、胃部エックス線検査、胃内視鏡検査、ペプシノゲン検査、ピロリ抗体検査がございます。胃がんリスク検診につきましては、血液検査によって胃粘膜の萎縮度を調べるペプシノゲン検査とピロリ菌に感染しているかどうかを調べるピロリ抗体検査を行い、胃がんを発生しやすい状態であるかなど、胃の健康状態を調べるための検診です。  胃がん検診の方法としてどの検査が効果があるかでございますが、国立がん研究センターのがん検診ガイドラインによりますと、バリウムと発泡剤を飲み、胃の中の粘膜を観察する胃部エックス線検査が死亡率減少効果を示す相応な証拠があることから、町で行う住民検診や企業検診など組織的に行われる対策型検診及び自分の意思、判断で行う人間ドックのような任意型検診における胃がん検診のどちらも推奨するとのことでございます。一方、胃内視鏡検査、ペプシノゲン検査、ピロリ抗体検査は、死亡率減少効果の有無を判断する証拠が不十分であるため、住民検診のような組織的に行われる対策型検診として実施することは勧められないとのことでございます。  町で行う検診につきましては、その有効性や危険性に関し、より明確な科学的根拠が求められ、また費用対効果という面からも検討する必要がございます。このようなことから、胃がんリスク検診のがん検診への導入につきましては今のところ計画しておりませんが、ご理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○堀江快治議長 川村高齢者支援課長。                 〔川村和男高齢者支援課長登壇〕 ◎川村和男高齢者支援課長 第2問目のご質問につきましてお答えいたします。なお、昨日の藤岡議員の答弁内容と重複する部分もございますので、ご了承願います。  町では、平成24年度から平成26年度を計画期間として策定いたしました第5期高齢者総合計画の基本理念でもある「住み慣れた地域で、いつまでも安心に・自分らしく・いきいき暮らせるまち もろやま」を実現するために、地域包括支援センターを中心といたしまして、総合相談、介護予防事業、権利擁護事業などを包括的に進める地域包括ケアシステムの確立を目指して事業を進めております。  また、高齢になっても介護を必要とせずに地域で元気に暮らしていけるよう、高齢者が気軽に外出できる場の確保や外出機会をふやす取り組みを初めとして、生きがいや新しい活躍の場を提供する居場所と出番をつくる取り組みについても検討してまいります。さらに、ひとり暮らしの高齢者等が住みなれた地域で社会から孤立することなく、継続して安心した生活を営むことができるよう、地域住民が主体となって支え合いを行う地域見守りネットワークの組織化についても関係各課と連携し、進めてまいります。  以上です。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問の3問目、もろバスの運用と利用状況について順次お答え申し上げます。  最初に、もろバス年度別利用者数についてお答え申し上げます。もろバスは、平成21年10月から運行を開始し、現在5年目となります。運行につきましては、ゆず号、やぶさめ号の2台によって1日各10便、それぞれ山コース、里コースの2コースを旅客運送業者へ業務委託し、実施しております。平成21年度につきましては、10月から3月末までで9,944名、平成22年度につきましては2万5,835名、平成23年度につきましては2万9,029名、平成24年度につきましては3万334名ということで、毎年度利用者数が増加している状況でございます。  次に、運用状況でございますが、平成21年度に運用を開始しましたもろバスは、ふるさと雇用再生基金による3年間の全額補助が終了いたしまして、平成24年度からは全額一般財源で運行されております。そこで、今後の町内における地域交通のあり方、利用者負担の有無など総合的に見直しを行うため、本年3月に地域公共交通活性化協議会を設立いたしまして検討をお願いしておるところでございます。  当協議会では、地域公共交通についての住民のニーズや意見を把握するためアンケート調査を実施し、年度末までにはパブリックコメントを経た上で毛呂山町の地域性を踏まえた公共交通計画策定を行う予定でございます。アンケートの回答を分析しまして、その結果を検討材料とし、今後のもろバスのあり方を中心としたテーマで協議を重ね、より利便性の向上と多くの住民に理解される公共交通システムを構築し、平成26年度中の運行開始を予定しておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) それでは、1問目のインフルエンザ予防接種に対して再質問をさせていただきます。  町では現在65歳以上の方に定期的に予防接種することが進められているとのことですが、1人当たりどのくらいの助成をされているのでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 岩田保健センター所長。                 〔岩田正彦保健センター所長登壇〕 ◎岩田正彦保健センター所長 再質問にお答え申し上げます。  高齢者インフルエンザの町の助成でございますが、医療機関で接種していただく際に町で3,500円助成しておりまして、窓口で1,000円をお支払いいただいて接種をお受けいただいているという状況でございます。  以上でございます。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) 合併症を併発したり、また肺炎で重症化しやすい高齢者に対しての予防接種の助成は非常に大切なことでありますが、幼児期や児童生徒に対しての助成の必要性もあるのではないでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 岩田保健センター所長。                 〔岩田正彦保健センター所長登壇〕 ◎岩田正彦保健センター所長 お答え申し上げます。  インフルエンザにつきまして、幼児期や児童生徒に対しての助成の必要性もあるのではないかというご質問でございますが、この高齢者のインフルエンザの対象者以外の小児等に接種していただくことにつきましては任意の予防接種でございまして、先ほど議員さんのほうからお話がございましたが、任意の予防接種でございます。この任意の予防接種につきましては、小児等が行うインフルエンザのほか多種ございまして、ご案内のように町では本年度から子供さんの疾病予防、また子育てを支援する、そしてつなげていきたいという考えのもとに4種類のワクチンにつきまして助成をさせていただいております。これはおたふく、水ぼうそう、ロタウイルス、B型肝炎ということでございまして、かなり予算的にも財政のほうから工面していただいております。また、さらに今年度から子宮頸がん、それからヒブ、小児の肺炎球菌、この3つのワクチンにつきまして定期接種に移行したということがございまして、この予防接種にかかわる予算につきましても町の本年度の予算、かなり増大しているという状況がございます。小児におきますインフルエンザの予防接種についてでございますが、これは任意で受けていただいた場合でございますが、当然接種の効果というものはあるわけでございますが、これにつきまして町のほうで助成ということになりますと今後の検討課題とさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) それでは、胃がんリスク検診のがん検査への導入の計画は今のところないとのご答弁でしたが、毎年全国ではおよそ11万人の方が胃がんを発症し、約5万人の方が亡くなっておられます。胃がんによる死亡者数はおよそ40年間横ばいで、政府も胃がんとピロリ菌の関係を容認し、平成23年の参議院厚労委員会審議で政府はピロリ菌の除菌により胃がんを予防ができるとし、今後検査、除菌方法を検討するなどの答弁がなされています。毛呂山町においても、胃がん防止のためにピロリ菌検診費用の補助を行い、検診受診率を高める必要があるのではないでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 岩田保健センター所長。                 〔岩田正彦保健センター所長登壇〕 ◎岩田正彦保健センター所長 お答え申し上げます。  ピロリ菌の検査費用の関係でございますが、このピロリ菌検査につきましては、国のがん検診に関する検討会で、現時点では広く住民に対して行う検診としては勧められないと、そういった見解が出てございます。また、国におきましては指針を定めておりまして、科学的根拠に基づくがん検診を推進しており、この胃がん検診につきましては胃部エックス線検査ということになっております。町といたしましては、この国の指針に沿って検診を行ってまいりたいと考えておりますが、一方、国おきまして、ことしの2月でございますが、ピロリ菌の感染による慢性胃腸炎につきまして、ピロリ菌の除菌治療に用いる薬剤につきまして保険診療の対象にすると、そういった国の動きもございます。このピロリ菌の検査につきましては、今後の国におきます検査に対しての見解、そういったものを重視してまいりまして、検討もあわせ行ってまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) ぜひ前向きにご検討されることをお願いいたします。  次に、高齢者が気軽に外出できる場の確保や外出機会をふやす取り組み、生きがいや新しい活躍の場を提供する居場所と出番をつくる取り組みとありましたが、具体的にはどういう取り組みをされるのでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 川村高齢者支援課長。                 〔川村和男高齢者支援課長登壇〕 ◎川村和男高齢者支援課長 再質問にお答えいたします。  高齢者が気軽に外出できる場の確保や外出機会をふやす取り組みは、高齢者のいわゆる閉じこもり防止や孤立防止、また介護予防の観点などから大変重要なことと考えております。具体的に申し上げれば、各地区の高齢者が寄り合いの場として身近な集会所等を定期的に利用し、気軽に高齢者のコミュニケーションが図れるような居場所づくりができないものであろうか。また、ふれあいいきいきサロンなどにおいて高齢者が子供たちと一緒にゲートボールなどのスポーツを楽しむことにより、高齢者の知識、経験を子供たちに伝えていくことができれば、そのことにより高齢者の居場所や出番ができるのではないかと考えております。もう既に実施している地域もございますので、全町で継続的に実施できるように取り組んでまいりたいと考えております。  また、埼玉県が主体となって本年7月から「コバトンお達者倶楽部事業」というものを実施する予定でございます。この事業は、高齢者の閉じこもりを防止するきっかけづくりとして、高齢者が登録店をつくりまして、その登録店で買い物等をした際にカードにスタンプを押印してもらいまして、スタンプ欄が全部たまったところで登録店から特典の提供を受けられるというような仕組みになってございます。  以上でございます。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) それでは、ひとり暮らしの高齢者が住みなれた地域で社会から孤立することなく継続して安心した生活を営むことができるようにとございましたが、まさしく高齢者の孤独死は、少子高齢化が進む中で現在社会問題になっていると思います。町では現在、緊急通報装置サービスを行っておりますが、高齢者世帯で現在どのくらいの利用がされているのでしょうか、お伺いいたします。それと、周知はどのようにされているのかお伺いいたします。 ○堀江快治議長 川村高齢者支援課長。                 〔川村和男高齢者支援課長登壇〕 ◎川村和男高齢者支援課長 お答え申し上げます。  4月末現在での設置台数は101台でございます。  また、このサービスの周知方法ということでございますが、ケアマネジャーが高齢者のお宅を訪問した際に、その方の状況等に応じてお勧め、お話をしてございます。また、各地域で地域の行事として健康教室等に職員が出向いた際には、そちらのほうで福祉サービス全般について、高齢者サービスの全般についてお話しするように努めております。また、本年度から「地域包括支援センター通信」というものを高齢者対象に……1号つくりましたが、つくっております。その中でも掲載して周知を進めていきたいと考えております。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) 緊急通報装置サービスと併用して安否確認ができる人感センサーというものがございます。これを設置している地域があると聞いております。人感センサーは、トイレなどの屋内の壁面に設置して、12時間以上利用者の動きを感知できなかった場合、受信センターに「安否を確認してください」というメールが自動的に送られて、メールを受けたセンターは利用者宅に電話を入れて、それでも反応がない場合は、あらかじめ通報連絡先として登録している近隣住民や民生委員などに安否確認を要請するという方法であります。倒れたまま動けず、緊急通報装置の非常ボタンを押せないケースの場合、人感センサーは有効的な機能だと思います。緊急通報装置と併用して人感センサーの設置のお考えはありますか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 川村高齢者支援課長。                 〔川村和男高齢者支援課長登壇〕 ◎川村和男高齢者支援課長 お答え申し上げます。  議員おっしゃられるように、室内にセンサーを設置しまして住人の移動を感知するシステムであり、このシステムを利用することによりまして、ある一定時間内に住人が動きが感知できなかった場合に受信センターのほうへ異常を自動的に知らせ、安否確認のできるものということで、それを緊急通報システムと併用することによって大変有効的なものではないかと考えられます。幾つかの自治体で実施しているようでございますが、それにつきましては今後、疾病等によりある一定の日常生活に支障のある一定の高齢者等、利用される方をある程度特定していくようにはなろうかと思います。そういった部分と、それから経費的な面につきまして少し調査をさせていただきたいと思います。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) 今言われたように、これは高齢者にとって大事な施策だと思いますので、前向きにご検討いただけるようお願い申し上げます。  続きまして、もろバスについて再質問をさせていただきます。本年3月に地域公共交通活性化協議会を設立しとのご答弁ですが、これはどのようなメンバーで構成されているのでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  地域公共交通活性化協議会の構成メンバーでございますが、これは道路運送法及び地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づきまして、この協議会の委員が構成されております。構成内訳でございますが、公共交通利用者の代表者、旅客運送業者の代表者、旅客運送業者が組織する団体の代表者、旅客運送の運転者が組織する団体の代表者、国土交通省関東運輸局埼玉支局長またはその指名する者、毛呂山町長またはその指名する者、道路管理者またはその指名する者、警察署長またはその指名する者、あと有識者の方々でございまして、15名の委員で構成されております。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) この構成されているメンバーの中には女性は何人いらっしゃいますか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 この構成メンバーの女性の数でございますが、2名の方が加入されております。こちらは利用者の代表者ということで、手をつなぐ親の会の方と区長会の方でございます。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) この15名の中の2名の女性ということでございますが、一般の主婦という部分になるとなかなか難しいのかなとは思いますが、この選抜された一般主婦の中からも多分いろんな案が出てくるのではないかと思いますので、ぜひ構成される15人、メンバーの中にこれから取り組んでいただけたらと思いますが、そのようなお考えはございますでしょうか。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問にお答え申し上げます。  この協議会にさらに女性を追加ということでございますが、既にこの委員会は組織されております。また、今後アンケート調査等を実施してまいりますので、その中で女性の意見も伺えるかと思っておりますので、ご了解いただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) それでは、停留所の設置、またコースについてはどのように決められたのでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問にお答え申し上げます。  停留所等の設置の経緯でございますが、これは東毛呂・目白台間の路線バスが廃止されることになりまして、町では平成19年8月に職員によります公共交通庁内検討委員会を設置いたしました。検討の結果、現在のもろバスの運行となっておるわけでございますが、このもろバスの停留所の決定方法でございますが、まず素案を作成いたしまして、これに基づき、検討委員2人1組とし、4チームによりまして数回となく実際に走行し、場所と時刻を設定いたしました。平成22年5月に一部見直しを行いまして、現在の時刻にて運行されております。 ○堀江快治議長 千葉議員。
    ◆4番(千葉三津子議員) 東毛呂と目白台間の路線バスが廃止されたことによって現在のもろバス運行になったとのことですが、地域によっては満車で乗車できない方もいたり、また一方では空席も目立ったりする運行をされているというさまざまなことを町民の方からは事実聞いております。時間帯によっても違いが見られるのも事実ですが、22年に一部見直しを行ったようですが、3年たった現在、今もう一度見直しが必要ではないでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問にお答え申し上げます。  22年に1度見直しをいたしまして、それ以降も利用者の皆様からはバスの便数の増加とか停留所の追加、乗車定員の増加などご要望をいただいております。つきましては、3月に設置いたしました地域公共交通活性化協議会アンケート調査の内容等も分析いたしまして検討材料とし、毛呂山町の地域活性化を踏まえた公共交通計画策定を行い、平成26年度中に運行開始を目指していきますので、よろしくお願いいたします。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) 今後はこのもろバスをどのような方向性で運用されるのでしょうか。また、地域公共交通確保維持改善事業費の補助金交付が平成23年度予算より施行されていると聞いておりますが、この補助金交付制度はご存じだったでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問にお答え申し上げます。  今後の運用方法でございますけれども、ご答弁の中でも申し上げておりますが、今後につきましては、この地域公共交通活性化協議会におきまして現在の運行上の問題点とか、今後の地域公共交通のあり方、利用者の負担の有無など総合的に協議をいただきまして、よりよいもろバスにしていきたいと考えております。  また、ご質問の中で地域公共交通確保維持改善事業補助金を承知していたかということでございますが、この協議会を設立する上で調査し、確認しております。この協議会で生活交通ネットワーク計画を策定する上での調査業務に必要経費をこの国の補助金を使いまして宛てがう予定でございます。この内容でございますが、国の予算の範囲内で上限は2,000万円となっておりますが、地域公共交通活性化協議会に対して交付されます。予算の範囲内ということでございますので、各市町村の補助要望が多い場合につきましては希望額に満たないこととなります。現在この補助金をいただくために手続を進めているところでございます。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) この補助金ですが、この補助金の申請をするに当たって、会計年度の前年度の6月30日までに提出するという文言がございました。先ほど午前中に同僚議員が質問した中で調査を6月末に行うという答弁があったと思いますけれども、6月30日にするのであればちょっと遅いのではないかと思います。この交付金を提出するのは、いつ補助金をいただくための部分なのでしょうか、お伺いいたします。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問にお答え申し上げます。  補助金の申請関係でございますけれども、5月8日に公共交通活性化協議会を開催いたしまして、そこで委託業者につきましてはご承認いただきまして、それに基づきまして、この補助金については申請の手続をしておるところでございます。まだ確定の決定はいただいておりませんけれども、今年度いただくことになります。  以上でございます。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) 今年度と言われますと、もう既にこの申請書は出されたということでよろしいのでしょうか、お伺いいたします。今年度補助金をいただいて実施するということであれば昨年の6月末にはこの申請書を出しているということになると思いますけれども、よろしくお願いいたします。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問にお答え申し上げます。  この補助金でございますが、今年度この地域公共交通活性化協議会で検討いただきまして、計画を作成していただくための調査業務を今年度行うわけでございます。それに対して補助金をいただくということで手続のほうは進めております。  以上でございます。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) それでは、この補助金は来年度いただけるということなのでしょうか。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問にお答え申し上げます。  ただいまご質問いただいております補助金につきましては、26年度にもろバスをどのような形で運行するかということで、実際には26年度から運行するわけでございますが、それに先立ちましてどのような形でもろバスを運行するかという計画書をつくるために今年度調査をいたします。それに対しての補助金ということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○堀江快治議長 千葉議員。 ◆4番(千葉三津子議員) ぜひ今後もろバスを町民の方が喜んで運用されるように、町民の声をしっかりと受けとめていただきたいと思います。  それを期待いたしまして、私の一般質問とさせていただきます。 ○堀江快治議長 この際、午後2時15分まで休憩といたします。                                      (午後 1時58分) ○堀江快治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時28分)                                                       ◇ 岡 野   勉 議員 ○堀江快治議長 一般質問を続行いたします。  岡野勉議員。                 〔9番 岡野 勉議員登壇〕 ◆9番(岡野勉議員) 議長より発言許可がありました。町政に対する一般質問を2点について行います。  なお、あと1か月余りで参議院選挙が戦われます。現政権の動きとしては、憲法改正、改憲に始まりまして国防軍の創設、早々の原発再稼働、原発輸出、そして沖縄基地強化、消費税増税、オスプレイ配備、橋下大阪市長による慰安婦発言などなど、日々額に汗して働く町民にとりましては到底受け入れがたい国政の状況かなと思うわけです。  安倍政権で少しのあめはあるものの、参議院選挙後の平和や生活が危惧されるところだと思います。そういった中において、今議会では同僚議員から12名の一般質問がありまして、準備万端、準備不足もありますが、町民の民意を町執行部と切磋琢磨し、そして戦わせる中で町政進展にぜひ結びつけたいと思うわけでございます。  では、一般質問を2点にわたり行ってまいります。  1つですが、放射能・原発事故対策についてです。  1つとしまして、町内の茶業者及び町の放射能対策費、東電の賠償状況はどうなっているかということです。  2つ目としまして、町への避難・自主避難者数は、及びこれまでの対応した具体的支援対策の全てを報告願うということです。  小さな3つ目としまして、毛呂山町に避難してきた方々の住宅、仕事、保育、教育、医療、子供の健康、就学援助などどんな具体的対応、支援を行っていますか。  4つ目としまして、放射能簡易測定器の学校(特に中学校)貸与及び授業での使用はどうなっていますか。  大きな2つ目の質問です。桜に関する事業についてです。  1つとしまして、桜及び樹木の伐採に対し、川角小学校、川角中学校での具体的対応策は決定しましたか。計画をお聞きします。  2つ目としまして、町の桜の名所はどこか。今後桜の効用を活用した施策はあるか。町内河川など(県川の再生事業でも)考えられないか。また、地区での植樹を実行する場合、補助事業など考えられないかということです。  以上、2点にわたりまして一般質問を行います。 ○堀江快治議長 瀬波産業振興課長。                 〔瀬波行男産業振興課長登壇〕 ◎瀬波行男産業振興課長 1問目の1点目のご質問につきましてお答え申し上げます。  一昨年の東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質により、県を代表する農産物である狭山茶が甚大な被害を受けました。これまでのお茶農家や県、関係団体等の狭山茶の信頼回復に向けての取り組みにより、少しずつではありますが、狭山茶の信頼を取り戻せているものと感じております。  放射性物質の対策費につきましては、町の農産物の安全性を確認するため、農産物の放射性物質の検査費用として平成23年度に21万円を支出しました。また、お茶農家への損害賠償の状況につきましては、損害賠償請求を行った農家に東京電力が平成24年10月に賠償金を支払っております。  次に、2問目の2点目の町の桜の名所でございますが、毎年、桜まつりを開催している鎌北湖や総合公園等がございます。  桜を活用した施策でございますが、総合公園の桜につきましては、数年前に植栽した桜の木も順調に育っており、町の観光資源として活用できるよう、引き続き研究してまいりたいと考えております。  次に、桜を地区で植栽する場合の補助事業等でございますが、町では毎年、各地区のご協力をいただきまして、緑の募金運動を実施しております。町民の皆様からいただいた募金の一部は埼玉県緑化推進委員会から町に交付金として交付されておりまして、この交付金により公園の植樹等を実施しております。今年度も植栽等を希望する地区を募集する予定でおりますので、ぜひともご利用いただければと考えております。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問の1問目の1点目、町の放射能対策費、賠償状況についてお答え申し上げます。  本町の平成25年度当初予算における放射能対策費でございますが、放射線測定器校正費用6万8,000円、保育所給食放射能検査費用81万9,000円、学校給食放射能検査費用69万3,000円、合計で158万円を予算計上させていただいております。また、賠償状況につきましては、平成22年度から23年度までの2年間に一般会計より支出した震災関連経費のうち、町の負担分や特別交付税により措置されたもの、また福島県からの求償等で補填されたもの以外の費用として145万2,000円を東京電力に平成24年6月25日に請求しているところでございます。この請求金額の内訳といたしましては、計画停電対応における職員時間外勤務手当、放射線測定における職員人件費、避難者対応における職員人件費等でございます。請求後の東京電力からの回答は、人件費につきましては賠償の支払いとしては難しく、個人や法人、個人事業主への賠償の支払いを最優先で進めているので、町に対しての賠償についてはもうしばらく時間がかかる旨の回答がございました。  なお、平成23年度に給食センターが実施しました学校給食放射能検査費用や水道事業で東京電力の賠償対象となっているものにつきましては、既に東京電力から本町に対しまして賠償金が支払われております。今後も新たに放射能対策費用が発生した場合には適切に再請求等を実施していく所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。  続きまして、2点目、3点目につきまして順次お答え申し上げます。  平成23年3月から現在までの福島県からの避難数は32世帯90名で、現在も毛呂山町に居住している避難者は23世帯60名でございます。これまでに対応した具体的支援策は、震災直後の緊急避難者に対してもろびとの館を避難所として開設し、毛布、暖房器具、食料などの提供を行いました。また、避難者のその後の生活支援といたしまして、町営住宅や雇用促進住宅、民間賃貸住宅のあっせんによる住居の確保、日本赤十字社から支給される生活家電セットの手配などを行いました。また、その他の支援といたしまして、仕事につきましては、避難者向けの雇用情報の提供やハローワークへの案内、保育につきましては、保育料の減免措置を実施し、教育では教科書等の無償給付、学用品費、学校給食費の就学援助を行いました。さらに、子供の健康については、保健センターの保健師によります乳児家庭全戸訪問で対象となる家庭の乳児に対する健康状態の確認や相談を行いました。現在は数か月ごとに戸別訪問を行い、避難者の状況確認と情報提供を行っております。  以上でございます。 ○堀江快治議長 小坂井学校教育課長。                 〔小坂井啓二学校教育課長登壇〕 ◎小坂井啓二学校教育課長 それでは、4点目の質問についてお答え申し上げます。  中学校学習指導要領「理科」での放射線の教育については、平成24年度からの指導において30年ぶりに導入され、中学3年理科第1分野「放射線の性質と利用」(科学技術と人間)で扱います。内容については、エネルギー資源には水力、火力、原子力などさまざまなものがあることを知り、エネルギーの有効利用について考えることを主な狙いとしております。また、補助資料として文部科学省から「小・中学生のための放射線副読本」が全児童生徒、教職員に配布されております。これにより放射線の基礎知識から放射線による人体への影響、目的に合わせた測定器の利用方法、そして事故が起きたときの心構え等について関心を高めることができました。また、学校では、毛呂山町生活環境課が毎月発表する放射線量をチェックして、放射線被曝のおそれがないか、安全確認をしております。  今後におきまして、生徒一人一人が放射線等についての理解を深めることが社会生活上重要であり、小学校、中学校の段階から子供たちの発達に応じ放射線等について学び、みずから考え、判断する力を育成することが大切であります。放射線簡易測定器につきましては、身の回りの物質から放射線を測定するなど、授業においても活用してまいりたいと考えております。  以上です。 ○堀江快治議長 武野谷教育総務課長。                 〔武野谷博之教育総務課長登壇〕 ◎武野谷博之教育総務課長 ご質問の2問目、桜に関する事業についての1点目につきましてお答え申し上げます。  議員ご承知のとおり、川角小学校及び川角中学校の樹木の伐採に関しては、いずれも道路の拡幅に伴い行われたものでございます。しかしながら、学校の景観を保つ上で桜及び樹木等の緑地の保全は重要であり、緑化の推進を図ることも必要であります。  平成25年3月、産業振興課で担当しております緑の募金緑化事業を活用し、川角中学校の南門南側の一部とプール施設の周りにオオムラサキツツジ41本の植栽を行いました。歴史と伝統を継承しつつ、景観にも配慮し、今後も学校運営に支障を来さない範囲で各学校等と調整を図り、この事業を活用し、桜等の苗木の植樹に努めてまいりますので、どうぞご理解くださるようお願い申し上げます。 ○堀江快治議長 岡野まちづくり整備課長。                 〔岡野昭弘まちづくり整備課長登壇〕 ◎岡野昭弘まちづくり整備課長 質問の2問目、桜に関する事業についての2点目の質問のうち、町内の河川に桜の効用を生かした施策についてお答えいたします。  現在まちづくり整備課が担当しております河川敷の桜の植樹に関連する事業は、鳩山町との境にあります越辺川の今川橋下流の堤防とご指摘の「川の再生」の2つでございます。  まず、今川橋下流でございますが、この堤防は国の河川改修工事により、平成23年3月に整備が完了したもので、橋から約600メートルの右岸は毛呂山町の行政界内となっており、同年7月に地元の苦林地区より堤防上を桜堤に整備してほしい旨の要望が提出されたものでございます。町といたしましても、桜堤は河川や周辺環境の向上に資することから、すぐに河川管理者であります荒川上流河川事務所と協議をしたところ、当時は堤防の整備が完成して間もない中、すぐに新たに堤防の掘削や盛り土をする整備は難しいとの回答でございました。しかしながら、ここで国が整備済みの堤防の舗装新設工事など、維持管理や環境面に配慮した整備に着手し始めたことから、改めて地元の強い要望であります桜堤整備について協議を進めているところでございます。  また、川の再生事業での桜の活用でございますが、この事業は地域の皆様の提案や意見をお聞きしながら進めるものでございます。「越辺川まるごと再生プロジェクト毛呂山町部会」の中で、昔のままの自然林がよいとの意見もございます。桜の植樹につきましては、部会委員の意見を聞いた上で検討をさせていただきます。  以上でございます。 ○堀江快治議長 岡野議員。 ◆9番(岡野勉議員) では、順を追って再質問をさせていただきたいと思います。  まず、私、この原発事故に対しまして、東電がどれだけ事故の責任を感じまして、そしてその責任を履行しているかという意味からも、具体的な賠償請求と自治体の実態ということでお聞きしました。ここには、産経新聞ですけれども、東電が6,662億円、すごい額ですよね。6,662億円追加申請しまして支援機構に、4度目ですけれども、総額に直すと3兆7,893億円に及んでいると。ですから、賠償だけでもこれだけの被害があって、それでその補填に当たっているというようなことが記されていました。  おおむねというのでしょうか、補償されたり、そしてまたある面、まだ検討中というようなことで話されました。瀬波課長、茶業者、これのほうを私、たしか2月時点ですか、そのときにはまだ100%は賠償がされていなくて、被曝した茶の回収もなく、野積みというか、自分の倉庫に眠っているというような状況がありましたけれども、これは先ほど賠償が進んでいると言っていましたけれども、これのほうは全額支払われたという理解でよろしいでしょうか。茶業者のほう、身近で心配がありましたので、ちょっとその状況をわかっている範囲でお願いします。 ○堀江快治議長 瀬波産業振興課長。                 〔瀬波行男産業振興課長登壇〕 ◎瀬波行男産業振興課長 お答えを申し上げます。  お茶に関する茶業者等の関係でございますが、放射性物質だとか原発事故による賠償額、毛呂山町で対象者が8件ございました。全体での賠償額の金額はわかりませんけれども、100グラム当たり750円と聞き及んでおります。  それともう一点、汚染したお茶につきましては、いまだにまだ処理ができないような状況で、お茶の現物のまま自宅で保管しているという状況であります。  以上であります。 ○堀江快治議長 岡野議員。 ◆9番(岡野勉議員) 動きがあるということでは、ぜひ支援のほうは同じように賠償が100%達成するようにということです。  やはり放射能というのは厄介なもので、実はこの新聞でも、4月29日の新聞ですけれども、福島県境に近い栃木県日光市の湯西川温泉、平家の落人伝説で知られる山深い集落だけれども、旅館や民宿が並ぶと。この静かな集落に今月、嫌なニュースが飛び込んできたと。ワラビ、そしてまた作物にセシウムが検出され、国から同市全域に出荷制限がかかったというようなことで、やはり安心な、そしてまた本当に避難しなくて済むような、やはり安心、安全なエネルギーが求められているというところで、この事故に関してはしっかり捉えていく必要があるなと思いました。それを見ますと、先ほど23世帯で60人の避難者が現在毛呂山にあるのだと言われました。避難してきている方の出身自治体はどこかということで、この現状をお聞きしたいと思います。  また、子供に対する学校給食から、また保育所、そして子供の健康についても対応しているということで本当にご苦労さまですと。そういった意味では、子供がどのくらいその中にいるだろうかと。子供たちの支援も町民同様に扱っているということで確認してよろしいかということでお願いしたいと思います。 ○堀江快治議長 粟生田企画財政課長。                 〔粟生田義行企画財政課長登壇〕 ◎粟生田義行企画財政課長 ご質問にお答え申し上げます。  まず、23世帯60名の内訳でございますが、これは人数で申し上げます。福島市の方が2名、いわき市の方が14名、郡山市が6名、田村市が2名、南相馬市が2名、二本松市が1名、双葉町が10名、富岡町が8名、浪江町が5名、楢葉町が2名、大熊町が1名、飯舘村が6名、三春町が1名という内訳でございます。  それから、小中学生の受け入れ状況でございますが、23年度では福島県からの受け入れが13名、小学生が9人、中学生が4人でございます。平成24年度におきましては福島県からの受け入れが15名、小学生が12人、中学生が3名でございます。25年度につきましては13名でございまして、小学生が10名、中学生が3名というような内訳になっております。  以上でございます。 ○堀江快治議長 岡野議員。 ◆9番(岡野勉議員) それと、子供たちに関しては本町の子供たちと同様な学校の対応とか、あと医療の対応をしているということで確認をしていただけたらと思います。  それと、あといじめ等ないだろうかということで、ぜひそういった子供を守ってもらいたいと。  それと課長、先ほど放射能の測定のこと、授業のことを言われましたけれども、貸与の関係で有効に使ってもらうという私の質問だったと思うのです。まだ町の生活環境なりで持っているのか、それとも学校に貸与されたのか、その点お聞きしたいと思います。 ○堀江快治議長 小坂井学校教育課長。                 〔小坂井啓二学校教育課長登壇〕 ◎小坂井啓二学校教育課長 では、ただいまの質問にお答えいたします。  まず、子供たち受け入れにつきまして、先ほど企財の課長さんから福島県から15人とかありました。就学援助費の支出額が平成24年度は54万1,115円となっておりまして、歳入として県の補助金を54万円いただいております。このような形で援助をしまして、お子さんが不自由ないようにということで学校としては取り組んでおります。  それから、先ほどいじめの件もございましたが、非常に苦しい状況の中でこちらのほうに避難されているということなので、学校としては配慮はもちろんのこと、そういういじめ等がないように日ごろから注意しております。また、そのような形で上がってくることはございません。  それから、貸与につきましてですけれども、結論から申しますとまだ町のほうにございます。これにつきましては、先ほど私が申しました「放射線等に関する副読本」、この中で触れていることは、環境放射線モニター、いわゆる測定器を使った授業も行うことも可能であるというふうにうたっております。ご存じのとおり、放射線というのは日常どこにでもあるもので、そういうものについてまず知るということ、それからこの「放射線等に関する副読本」については、東日本大震災において非常に放射能で汚染されて人体に対する影響が多いのではないかという懸念があって、その懸念を払拭するためにこういうものをつくられたということがあります。ですから、ここでうたっていることは身の回りの放射線を知るということ、それから実際に放射線を測定してみようということ、それから人体への影響について、必要以上の影響について懸念をすることを子供たち自身が発達段階に応じて考えていただきたいということでつくられております。ですので、先ほどの答弁にもございましたが、使うことを前向きに考えていくことを検討しております。  以上でございます。 ○堀江快治議長 岡野議員。 ◆9番(岡野勉議員) 時間のほうがまた押していますので……。被災して来ている方の実態というのは、聞くところによると生活補助ということでは東電の額はたしか月10万円程度ということで、子供たちを抱えている家庭ですとそれの2倍程度の要望をしているのだということをニュースで聞きました。そういうことを考えますと、ぜひその支援をしっかりと私たちのこととして町民と同様の対応をしていただきたいと思うわけです。  実は浪江町と毛呂山町は実際支援自治体になっているのだけれども、どうかというような、この間、同僚議員から何回となく質問が出ていました。その意味合いは、今回で私は何人目になるかわかりませんけれども、避難している方の対応の質問をしているのは実態がなかなかわからないのです。たしか町長は当時、時計を持っていったというような話をされたこともあります。でも、実際のところ避難している方がどういう思いで来ていて、それでまた帰れるのか帰れないのかということも含めまして、いろいろな重荷を背負っていると思うのです。そういうことを考えますともうちょっと町としても、たしか対策プロジェクトでしたっけ、復興支援プロジェクト、本町にもあると思いますが、その活動の……もしかしたら一段落してしまっているかもしれません。そこをもう一つ、その復興支援のプロジェクトが避難している方の横のコミュニティをとる対策や、それともう一点、この原発の被害というのがどうなっているかということも含めて、避難している方の声を聞くと、そういう姿勢が求められている。私は町長室に、もしかしたら来ているかもしれないのですけれども、代表者の方でも訪問してきてくださいというか、話を聞かせてくださいぐらいな対応をしたらどうかと思うのです。  毛呂山の広報で1度、ふるさとの思いや被災者の方の様子とか今後の思い、そしてまたふるさとに帰りたいとか、いろいろあると思うのです。そこいらを町民にどうでしょう、知らせてもらうということは必要ではないですか。本当に毛呂山にせっかく来ている方、そういう方からも私たちは原発というものを、この状況というのを知るという意味で、防災に役立てるという意味で町民の今後の安心、安全なまちづくりという意味で半ページでも1ページでもいいから、そのことを検討してもらいたいと思いますが、これは総務課長か町長かわかりませんけれども、町長は浪江町で大分支援してきたので、その点で何か対策を聞ければということで。 ○堀江快治議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 岡野議員の再質問にお答えをいたします。  毛呂山町は浪江町を今まで支援をしてまいりました。これは埼玉県の県のほうの指導、自治体同士の助け合いということで、「毛呂山町はできれば浪江町をお願いできませんか」というふうなお話があったわけでございます。浪江町は、議員ご承知のとおり非常に原発に近い場所でございましたし、風向きで放射線量が本当に高い場所でございます。そういったことからほとんど戻ることができないという方々が多く、二本松市に仮の庁舎を設置しまして、そちらに今役場の機能は移動している、移転しているというふうな状態でございます。そして、町民のほとんどが県内、県外に避難をしている。毛呂山町にも、今担当課長がお話しになったように避難をしているわけでございます。  今までに浪江町には3回ほど伺いました。時計と、そして支援の金額のある程度のまとまったものを最初に持っていきましたし、その後も2度伺っております。昨年は名取の閖上地区にも伺いまして、浪江町と宮城県の名取市閖上地区へ伺ったということでございます。ことしもできましたらそのような形で浪江町の支援、そして浪江町にとどまることなく、東日本大震災の被災地を選定して、その支援の形を届けてきたいというふうに思っております。今、現段階では、できれば子供たちに支え合いの心を築いてもらいたい、育ててもらいたいということで、そういうふうに考えているところでございます。  それから、今町内に避難をしている方々、町長室に呼んでというふうなお話もありましたけれども、これは大変失礼な話になると思いますので、先ほど担当課長がお話しになったように、担当課では何か月かに1回はいろいろ伺ってお話を聞いたり、あるいは情報の提供等行ってきているわけでございまして、その様子の関係等は担当課長のほうからも話は出ると思います。すぐに仕事につけるというような精神状態の方もなかなかいなかったりもしますので、その家庭、家庭の考え方であったり、できるだけ私たち、毛呂山町としてもいろんな施策を進めていきたいし、働きかけをしていきたいというふうに思っております。私のほうでもし時間がありましたら、担当課と含めて、そういう避難の方々の様子をうかがう機会があれば、それも進めてみたいと今思っております。  以上です。 ○堀江快治議長 岡野議員。 ◆9番(岡野勉議員) では、あと町民の方もいろいろ心配しているけれども、どういう実態にあるかということでわからなかったり、そういう意味ではそこらを有効な情報という意味で、ぜひ広報なり対応ができたらと。  あと、貸与に関してぜひ生活環境のほうでも、今住民から、各区からの貸し出し要望というのは一段落したと思うのです。ですから、お互いまだどっちも声がかからないからということではなくて、ぜひ貴重な簡易放射線測定器があるのですから、学校で使いませんかということと貸与してくれませんかというような歩みでぜひ有効にお願いしたいと。実際子供たちに対応するようにお願いしたいと思います。  それでは、時間のほうもあれなので、では桜のほうの事業に行きたいと思います。課長から今の毛呂山町の桜の名所、どこかといったときに、私も多分、ちょっと失礼かもしれないけれども、今までの財産が鎌北湖にあって、そしてまた総合公園につくったときに植えたのだと思うのですが、たしかその程度ではないかなというような、やはり緑の文化都市ということではもっと桜を有効に植樹なり町民の人に生活で触れてもらうような施策は考えられないでしょうか。  例えばことしは特にかもしれませんけれども、テレビでやったり、いろいろそういうことで思うのかなと思ったり、あと先ほどの復興の桜という意味でも各地で動きがありまして、私が見るだけでも、実は復興の桜ということで浜通りですか、2万本をここで植えようと。それとまた、学校自慢では、これはもしかしたら新聞で見たかもしれませんけれども、日高の高麗川小で90年の古木で校庭の一本桜とか、それとあと、これはNHKの「小さな旅」でやっていたのですけれども、土浦市の真鍋小学校の樹齢110年、そういったことの中で本当に桜が子供たちの成長を見守っていると。  先ほど福島のことを言いましたけれども、実はちょっと見てみましたら、ことしの4月なのですけれども、福島の浪江町の久保内さんという方ですけれども、帰還困難区域に4月に指定されているのですけれども、公園があったと思うのです。でも今は仲間の方たちと避難しているところで花と仲間に励まされながらやっと一歩を踏み出すことができてきているのだというようなことが記されていました。  私は桜は今まで、嫌いということはないのだけれども、何となくイメージ的にもどうなのかなと思っていましたけれども、最近は歩いてみたり町なかを行ったりするときに本当に桜の効用というのでしょうか、それは非常なものがあるのではないかと思うので、ぜひ毛呂山町に今言った、生き残りの桜と言ってはちょっとあれですけれども、もっと町を観光資源や、そしてまた10年、50年、100年を見据えた中で対応ができないかなと思うのです。  そうちょっと見てくると、川角小学校と川角中学校の対応ということでは、課長、これには桜の話は出てきません。このときに川角小学校で切った数はかなり、川角小学校で桜の木を14本切って、その他の樹木で118本でしたっけ、そうですね。川角中学校では桜を13本切って他の樹木113本切ったと。これを考えますと、1回、2回のこれまで質問をしてきたのですけれども、前任の課長とのやりとりもありました。そういうことを含めますと、ぜひそこでの議論とかそういうものを生かしてもらいまして、ぜひ対応をお願いしたいと思います。今のところですと川小と川中は対応を考えているというところになりますか、今のところは。教育長なりどうですか、何か。 ○堀江快治議長 武野谷教育総務課長。                 〔武野谷博之教育総務課長登壇〕 ◎武野谷博之教育総務課長 お答え申し上げます。  確かに川角小学校と川角中学校については、道路の拡幅に伴い、それぞれ桜の木14本あるいは13本という数を伐採しております。それにつきましては、学校と調整を図りながら新たな植えかえを行っていくと。先ほどもお答え申し上げましたように、緑の募金緑化事業等を使って新たな植樹をしていくということでございます。ただ、岡野議員もご指摘のように、50年、100年を考えて学校の施設整備の配置等念頭に入れながら植樹場所を考えておりますので、もう少し時間がかかっていくかなというふうには考えております。 ○堀江快治議長 岡野議員。 ◆9番(岡野勉議員) ぜひ期待してお願いしたいと思います。本当に町民の複数の声が届いていますので、よろしくお願いしたいと思います。  では、あと地域として要望が出ています荒川の今川橋の下流の堤防なのですが、中には私のこの質問に対して心配してくれまして、例えば今川橋の堤防が、そこに桜を植える場合ですけれども、堤防の機能的に損なうとよくないのではないかなというようなことを言ってくれました。しかし、あの今川橋は散歩道に関して、川裏というのと川表ですか、あそこはどのくらいありますか。十何メーターぐらいあるのではないかと思うのですが、もしそこに植えるとなるとどんな植え方があるのか。  それと、先ほど地元のほうからも要望がということを言われましたけれども、これは地元も維持管理のほうもやろうじゃないかというぐらいの意気込みがあるのではないかと思うのですが、ぜひ力を入れていただきたいということですが、その点での感想なり声を聞かせてもらえませんか。 ○堀江快治議長 岡野まちづくり整備課長。                 〔岡野昭弘まちづくり整備課長登壇〕 ◎岡野昭弘まちづくり整備課長 お答えいたします。  初めに、桜をどんな植え方をするかということでございますが、今既に整備が終わっております堤防の断面につきましては、これは水の流量の計算に基づいて計算された高さ、断面になってございます。したがいまして、桜を植える場合はその上にさらに盛り土、根が張る部分につきましては盛り土工が必要という構造になろうかと考えられます。  あと、地元の要望でございますが、平成23年7月に出されました苦林地区からの要望の中のものをちょっと抜粋させていただきますと、「桜堤のほうの整備をしていただければ、地元といたしましては桜の剪定や下草刈りなど維持管理につきましては進んで協力させていただきます」ということを文言のほうに入れさせていただいて要望を受けた次第でございます。  以上でございます。 ○堀江快治議長 岡野議員。 ◆9番(岡野勉議員) 先ほども名所はどこかなといったときに、ぜひ東部地区というか、桜というと福祉会館、そういったところでも花見をしたりとか、あと東部地区でもあれば本当に意義があるし、本当に散歩をしている方も多いし、ちょっと私の感想なのですけれども、それを見に行ったときに、確かにのりの部分だけで十何メートルもありますよね。ですから、そこで可能だということで踏んでいいわけですね。  越辺川の水質もかなりいいわけなのです。ブログにも書いたのですけれども、夕方行ったら本当に魚がぴょんぴょんはねているのです。本当ですよ。私もその光景は昔は当たり前にあったのですけれども、30年来あの状況を見なかったので、本当なのです。ですから、そこを町民の皆さんにも見てもらったり歩いてもらったりして毛呂山の本当によさを改めて知ってもらったり、そういうことで本当に有効なものだと思いますので、ぜひ……。  それと地元の方のほうもそれだけ言っているので、あとはどうなのでしょう。荒川上流河川事務所なり、そこのほうの国のほうや……やはり町の姿勢が今問われているのではないでしょうか。町はこの点進めていただけるのか、その点でもう一度どう考えているかというところで。町長は苦林の田んぼのほうだかを整備したのでしょう。そこらでもしかしたらあそこを歩いていると思うのですけれども、そんな点で何か感想があればいただきたいなと思いますけれども。 ○堀江快治議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 再質問にお答えをいたします。  今川橋から下流方面、荒川上流河川事務所の管理をする場所の堤防でございますけれども、先ほど担当課長がお話ししたように、今までに荒川上流河川事務所のほうに要望を出しておりまして、そのときはできたばかりの堤防、木を植えるということは根っこが張るわけですけれども、それは今の現状の堤防では根を張らすことがかえって水に対する、侵食していく関係では適さない。だから、その上にもう一つ、先ほど盛り土というふうに担当課長が言いましたように、植えるところにさらに土をつけて、そしてその根域をふやすというふうな手法があるわけでありまして、ただ、今は荒川上流河川事務所のほうでは毎年所長がかわる、よくて2年、そのたびにかわってしまうわけでありまして、そのたびに要望書を出しているような形になっております。  私のほうも地域のほうでご意見ありませんかというときに、その件は所長のほうに、ぜひ苦林地区は後の管理もしたいので、その要望のほうをぜひ進めていただきたいというふうには再度お願いはしてございます。また、そのときに所長がかわってしまいましたので、また今後伺ったときにも再度そのようなお話もしていきながら、苦林耕地を含めて、あそこは土側溝で、いわゆる環境がビオトープに近い環境でございますから、小魚、メダカあるいはゲンゴロウ、そういった水中昆虫、そういったものも大変多いわけでございますので、ぜひあの状態のままで守っていければというふうに私も思っておりますので、そんなふうに桜堤、そしてそのままの地形のあの田んぼの形、そういったものを大事にしていければというふうに思っております。  以上であります。 ○堀江快治議長 岡野議員。 ◆9番(岡野勉議員) 時間のほうがあれなので……。あと、これは視点がちょっと違うのですけれども、葛川放水路の場合にはそれは適さないというか、そこいらでの感触なりというのは聞いたことはございますか。  それと、あと1回だと思いますので関連してですけれども、越辺川まるごと再生プロジェクトの毛呂山部会ですけれども、ここで出ている意見としては、桜堤とか、そこらではどうなるかということでお聞きしたいと思います。 ○堀江快治議長 岡野まちづくり整備課長。                 〔岡野昭弘まちづくり整備課長登壇〕 ◎岡野昭弘まちづくり整備課長 お答えいたします。  葛川放水路に桜の並木をということでございますが、先ほど申しました国直轄の堤防の植樹につきましては、既にかわまちづくり支援制度という国がやるという制度が既にでき上がっていまして、そのメニューにのっとって申請をしているわけでございまして、葛川放水路となりますと、ここのところは県が管理する敷地内でございますので、今現在では特に協議はしていない状況でございます。  毛呂山部会の桜に対しての意見でございますが、先ほど申し上げましたとおり、毛呂山部会はまだ1回しか部会のほうをやっていなくて、情報交換会というよりも各委員さんが自由な意見を出す場ということで、第1回目はそういうことでございましたが、その中では昔ながらの河川沿いに普通に生えている自然林がいいのではないかという意見は出されているところでございます。  以上でございます。 △後日日程の報告 ○堀江快治議長 本日はこの程度にとどめます。  明6月6日は午前9時30分から本会議を開き、町政に対する一般質問を行います。 △散会の宣告 ○堀江快治議長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                                      (午後 3時28分)...